米国外に居住時の財務戦略 2017年12月1日


仕事や家族の状況によって米国を出国し、資産を当地に残してゆく場合が発生しま す。米国外に滞在しながら様々な口座を維持して行くのは大変です。時間、コスト、リ スクを減らして財務を効率的に管理して行く方法を学びます。

シンプル・イズ・ベスト
資産の蓄積に伴い表に示したような様々な口座が設置されてゆきます。米国外に居住場所を移動すると、それらの口座を維持する事が難しくなります。おそらく最大の理由は、私達の生活場所で起こっている出来事に対処するのに精一杯で、遠く離れた場所で起こっている出来事に割ける時間が大幅に減少する事でしょう。

口座を集約する
まず最初に行うべき事は、各種口座の集約です。401(k) 口座の資産をIRA口座に移転した方が良い場合には直接ロールオーバーしましょう。証券会社の口座は貯蓄、投資、リタイアメント口座、個人年金等の幅広い金融資産を管理するのに役立つでしょう。投資顧問契約を締結し費用を支払う事で、投資ポートフォリオの管理を実施できるでしょう。生涯生命保険は証券会社ではなく保険会社から提供されます。銀行の小切手口座の維持は現金の管理に必要です。最低限、銀行の小切手口座、投資顧問契約、そして保険契約の3つの金融機関との関係があれば、全ての資産の運用を継続できます。ファイナンシャル・アドバイザに相談され、最も目的にかなった金融機関を選択して下さい。

課税遅延口座を活用する
遠くに住んでいて最も煩雑になる作業はIRSへの収入報告です。表に各種口座の収入報告をしなければならない頻度を示しています。貯蓄口座、投資信託や債券口座については毎年、短期/長期の損失と収益を報告しなくてはなりません。リタイアメント口座は通常課税遅延で収益が成長しますので、口座から資金の引出しがあった場合にのみ収入の報告を行います。米国と租税条約を締結している国に居住する場合には、二つの国で税務申告を適切に行う事により、報告された収入に対する二重課税を避ける事が可能です。
課税ルールは変更される事がありますので、注意が必要です。生涯生命保険に含まれるキャッシュバリュー(CV)は利息や投資収益により成長しますが、課税遅延の扱いを受けます。特徴的なのは、CVの引出しを行った場合に、所得税が通常の場合課税されない事です。課税ルールの変更による影響も受けません。CVの収益は通常IRSへの収入報告の対象になっていません。

プロベート(検認)を回避する
口座の所有者が国外で死亡した場合には、資産が配偶者や他の相続人に分配される以前に、米国内裁判所による資産の検認を受ける必要があります。相続人の居住者資格や国籍によって相続税の請求額が異なります。検認作業は数か月から数年かかる事もあります。カリフォルニア州では相続資産価値が$1,000,000を超える場合、弁護士費用と執行人費用はそれぞれ$23,000 です。この場合、$46,000の費用を支払って数年の時間を費やすケースが起こり得ます。さらに、個人の資産のリストは一般に公開されます。小切手口座、貯蓄口座、投資口座等が適切に設置されていない場合、検認期間中にそれらが凍結される場合があります。賃貸物件の管理に使用している口座も凍結対象になり得ます。詳しい説明は別の機会に譲りますが、リビング・トラストと遺言を設置し、資産の所有権を移転する事が役立ちます。尚、リタイアメント口座については受益者が適切に指定されていれば、検認のプロセスを経ずに資産が相続されます。

生涯生命保険がコストとリスクを軽減
米国外に居住する場合、生命保険の購入が困難になる可能性があります。特に米国に残された医療履歴が入手困難になる事と、新居住地にある資産残高が限られている事が制約になり得ます。貯蓄や投資の目的が長期的な蓄財にあり、口座の所有者が死亡した場合の保険に興味があるならば、生涯生命保険がその役目を果たしてくれるでしょう。財政状況が最悪の時でも、保険会社はCV口座に約束された金額を入金する事が契約で義務付けられています。多くの保険会社には毎年の配当支払いを長期間継続してきた歴史があります(配当金の支払いは保証はされていません)。現在公表されている生涯生命保険(Whole Life)の利率は5%弱から7%弱までの間にあります。米国外に居住している間に支払われた死亡保険金は、残された家族が同じ生活水準を維持してゆくのに役立つでしょう。生涯生命保険を維持するには保険料を継続して支払わなければなりませんが、保険料の払い込みを加速させる事により、保険金を払い切ってしまう事が出来る場合があります。この方法を使えば米国外に滞在する間保険料を滞納する心配がありません。生涯生命保険を相続遺産から除外する方法も幾つかあります。この場合、死亡保険金について検認を受けなくて良くなります。保険特約の中には障害時、長期疾病時、長期介護時等に生存中ベネフィットを提供するものもあります。生涯生命保険を活用する事により、米国外に滞在中に発生する様々なコストやリスクを軽減する事が可能になります。

注)
ここで表示されている内容は一般的な情報であり、特定の個人的状況に資する事を意図していませ ん。ここで紹介されているケースは、特定の行動を奨励するものでは無く、いかなる金融商品や証券類の運 用成績も示唆しません。この資料は、特定の個人や事情に即した投資アドバイスを提供するものでは無く、 受託者としての役割を引き受ける為のものでもない。個々人の事情に即した情報を求める場合にはファイナ ンスの専門家に相談されたい。 パシフィック・アドバイザーズ LLCとパークアベニュー・セキュリティーズ、LLC、及び そこに所属するファイナンシャル・アドバイザは法律や会計に関するアドバイスを提供しません。


黒沢篤 (Alex Kurosawa)

ファイナンシャル・アドバイザー


アレックス・クロサワ(黒沢篤)氏はパーク・アベニュー・セキュリティーズ LLC (PAS)に勤務するレジスタード・レプリゼンタティブでありファイナンシャル・アドバイザである。住所と電話番号OSJ: 20 Bicentennial Circle, Suite 100, Sacramento, CA 95826, (916)379-0200. 証券類商品はFINRA及びSIPCのメンバであるPASから提供される。同氏はニューヨーク州ニューヨーク市に所在する米国ガーディアン生命保険会社®(ガーディアン)のファイナンシャル・レプリゼンタティブでもある。PASはガーディアンの間接100%子会社である。パシフィック・アドバイザーズ社はPAS及びガーディアン社の関連会社でも子会社でもない。保険商品は通称パシフィック・アドバイザーズと称されるワン・パシフィック・ファイナンシャル・アンド・インシュアランス・ソリューションズ、LLCを通じて販売される・パシフィック・アドバイザーズLLCは業務免許を受けた投資アドバイザ企業ではない。2005-2017著作権。カリフォルニア州保険免許 #0I32272 2017-446736 (exp.08/19)

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