NEWS2017年9月22日更新

USA

カリフォルニア: サンフランシスコ 「慰安婦の日」制定

サンフランシスコ市議会で19日、9月22日を「慰安婦の日」とする決議案が全会一致で採択された。今年だけの措置。市内の公園に旧日本軍の従軍慰安婦問題を象徴する少女像を設置し、22日に除幕式が行われる予定。除幕式には市民や在米韓国系・中国系団体、元慰安婦の女性たち、マイク本田・前下院議員らが出席する予定。中国、韓国系の市議らが像の設置に合わせて「慰安婦の日」を設定するよう求めていた。市議らは決議案の提議書で、慰安婦を「性奴隷」と表現し、「20世紀最大の組織化された制度」「日本政府はこれまで、存命している元慰安婦に謝罪していない」「この制度が人身売買制度の道を開いた」と非難した。カリフォルニア州ではグレンデール市が、慰安婦問題に関して日本を非難した下院決議案121号が通過した2007年7月30日を「慰安婦の日」と宣言している。

フロリダ: 老人ホームで8人死亡 空調が停止

ハリケーン「アーマ」の襲来後停電が続いていたフロリダ州マイアミ近郊ハリウッドの老人ホームで13日、71~99歳の8人が死亡した。リウッド警察のトマス・サンチェス署長は、空調が停止していたことが入居者の死亡につながった可能性がある。事件は入居者が向かいの病院に駆け込んだことで発覚した。駆け付けた病院関係が115人前後の入居者の大半が脱水、暑さに関連した症状を示しているのを発見した。ホーム職員は事態を知っていたとも言われ、管理に問題があった可能性があり、同署長は記者会見で、犯罪捜査が開始されたと発表した。

ジョージア: うつ病の学生 警官に射殺される

ジョージア州アトランタのジョージア工科大学構内で16日、武器を持っていたとされるLGBTの学生活動家が、通報で駆け付けた警察に射殺される事件があった。死亡したのは同大学でコンピューター・エンジニアリングを専攻していたスカウト・シュルツさん。現場で撮影された映像では、警官がシュルツさんにナイフを手放すよう命じているが、シュルツさんはこれを拒否。警官の一人が発砲した。不審者がいると通報したのはシュルツさん自身だという。シュルツさんは学業優秀でLGBTの権利を訴える活動に取り組んでいたが、うつ病に苦しんでいたという。

オハイオ: ホンダ アコード大量生産開始

ホンダは18日、オハイオ州の2工場に計2億6700万ドル投資し、300人を新規雇用する計画を発表した。この日、同工場で中型セダン「アコード」の新型の量産を開始しており、それに対応する措置。新車販売が落ち込む北米市場のテコ入れにつなげる。2億6700万ドルのうち2億2000万ドルは組立工場への新型溶接ロボット数百台の設置などの改修に充てられ、4700万ドルはエンジン工場で同社初のターボエンジン生産を開始する費用とされる。ホンダはこれまでハイブリッド車(HV)は日本から輸出していたが新型はオハイオ州の工場で生産する。

ニュージャージー: トイザラス破産 ネットに勝てず

トイザラス(本社ニュージャージー州)は18日、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用をバージニア州の裁判所に申請した。これでトイザラスは、連邦破産裁判所の管理下で50億ドル(約5570億円)相当の債務を整理することになった。アマゾン・ドット・コムをはじめとするインターネット通販の台頭や、ウォルマート・ストアーズなど大型量販店の安値攻勢に押され、業績不振に陥っていた。トイザラスは「米国とカナダ以外の店舗は破産手続きの対象外」とし、2000近くある世界中の店舗と、ネットを通じた営業はこれまで通り続ける。

ニューヨーク: トランプ大統領 過激な国連演説

ドナルド・トランプ大統領は19日、ニューヨークで開かれている国連総会に出席し、初めて演説をした。大統領は北朝鮮について、米国が「自分や同盟諸国を防衛するしかない状況になれば、我々は北朝鮮を完全に破壊するしか、選択の余地はない」と述べた。また、イランを「腐敗した独裁政権」で「ならず者の国家」と呼び、「イラン指導者らの犠牲者はイラン国民だ」と断言した。さらに、ベネズエラ政府についても、腐敗した「社会主義独裁国家」で、米国は行動に出る用意があると警告した。しかし、過激なトランプ節を批判する声も聞かれた。

Bay Area

サンフランシスコ: 政権の主張を退ける 入国制限令で

サンフランシスコの連邦高裁は7日、トランプ政権の入国制限令について、米国内に祖父母やいとこなどの親類がいる入国希望者を受け入れるよう政権に命じた下級審の判断を支持した。すでに米国に在住する人の祖父母なども家族として入国を認めるほか、定住支援機関からの援助が確約されている難民グループも適用外となる。控訴裁は、6カ国出身在住者の近親者や再定住支援を受けている難民に入国禁止措置を適用する理由を政府は納得する形で説明しなかったと指摘した。一方で大統領令の合法性についての審理は続いており、連邦最高裁は10月10日に入国制限令のより幅広い合憲性に関する審問を開く予定。今回の控訴裁の決定を下したのは3人の判事。いずれもクリントン政権下で指名された。今回の判断は政権の入国禁止令の敗北と言われている。

パロアルト: ゲイを識別するAI スタンフォード大が開発

スタンフォード大学の研究者が80%以上の精度で同性愛者を判別する人工知能を開発したと話題になっている。開発したのはマイケル・コシンスキ氏とイーラン・ワン氏。科学誌「Journal of Personality and Social Psychology」に論文を発表した。出会い系サイトに登録された3万5000件以上の写真をサンプルとして、ディープニューラルネットワークを使い画像から特徴を抽出し、ゲイの男性・女性にはそれぞれストレートとちょっと異なる部分があることを発見したという。研究は、性的志向は先天的という考えに基づいており、差別につながる可能性があるなど倫理的問題が指摘されている。

パロアルト: AIが第3次世界大戦もたらす テスラCEO

テスラのイーロン・マスクCEOは4日、文明の存続を脅かすリスク」として、北朝鮮の順位は低くみるべきだとツイート。「私の意見では、AIでの優位を争う国家レベルの競争が第3次世界大戦の原因となる可能性が最も高い」と述べた。マスク氏の発言は、最近プーチン露大統領が先週、ロシアの学生グループに対し、「AIはロシアだけでなく、すべての人類の未来」として「この領域で指導者になる人が世界の統治者になるだろう」と述べたことに対する反応。マスク氏はこれまでにもAIが世界の終わりをもたらすとの警告を繰り返し発している。

パロアルト: スタンフォード大が3位 世界大学ランキング

タイムズ・ハイヤー・エデュケーションが5日、世界大学ランキングを発表。ランキング開始以来初めて上位2位から米国の大学が姿を消す中でスタンフォード大が昨年の3位の座を守った。昨年の2位から後退したカリフォルニア工科大が3位タイとなった。1位はオックスフォード大、2位はケンブリッジ大。ランニング評価の1つに収入があるが、オックスフォードは24%、ケンブリッジは11%の増収だったが、カリフォルニア工科大は23%減、スタンフォードの収入は24%減となった。また、100位以内に入った日本の大学は46位の東大、74位の京大だった。

メンロパーク: 社会分断の偽情報を工作 フェイスブック上で

フェイスブックは6日、今年5月までの2年間でロシアの情報工作とみられる約3000件の広告契約を確認したと発表した。内容は特定の政治家を支援するものではなく、移民制度や人種、権利の平等などに関し、「幅広く対立をあおる社会政治的メッセージを、強力に広めようとしていた」という。専門家によれば、これらの広告は、効率的運用を行っていれば、少なくとも2300万人、多ければ7000万人の目に触れていた可能性がある。米メディアによれば、一部のアカウントは、世論誘導工作を手掛けるロシア企業が関与した証拠が見つかったという。

サンフランシスコ: 活動家のDJ殺害される テンダーロイン地区

サンフランシスコの活動家で、アーティスト、DJのアンソニー・トーレス氏が9日、サンフランシスコのテンダーロイン地区で銃撃されて死亡した。44歳だった。トーレス氏は性差の社会的慣習に従わない「バブルズ」という名で知られており、警察も当初「30代の女性」としていた。容疑者は不詳。銃撃を目撃したトーレス氏の弁護士で友人のジム・レイリー氏は、付近のクラブから出てきた容疑者はトーレス氏と口論となり銃撃したと述べ、「ヘイト・クライム」と語ってが、警察は「現在のところヘイト・クライムである証拠はない」としている。

ビジネス

マサチューセッツ: 大塚製薬 ベンチャー買収

大塚ホールディングス傘下の大塚製薬は3日、米国子会社の大塚アメリカインク(OAI)を通じて成人や小児の注意欠陥・多動性障害(ADHD)の治療薬を開発するバイオベンチャーのニューロバンス(マサチューセッツ)を買収すると発表した。一時金1億ドルのほか、同社が持つ治療薬の開発進展に伴い、現在の株主である複数のベンチャーキャピタル(VC)に最大1億5000万ドルを支払う。大塚製薬は中枢神経領域に力を入れており、今回の買収で新薬候補の拡充を図る。ニューロバンス社が開発中の治療薬は、ADHDの原因と考えられるセロトニン、ドパミン、ノルエピネフリンという3つの脳内分泌物が過剰に細胞内に取り込まれるのを抑える。臨床試験(治験)の中期段階を終えて有望な結果を得ており、今後治験の最終段階に入るという。

カリフォルニア、フロリダ: 大手アパート管理会社 Airbnbを訴える

米国最大級のアパート管理会社Apartment Investment & Management Company(Aimco)が民泊大手Airbnbを「不法行為」で訴えた。17日、Wall Street Journalが報じた。Aimcoがカリフォルニアとフロリダの2州に提出した訴状でAimcoは、AirbnbがAimcoの管理あるいは保有する賃貸物件に関して「不法行為」を意図的に奨励したとしている。また、Aimcoは声明文で、Airbnbは不法行為を奨励することでAimcoの物件の居住者の平和で快適な環境の維持を妨げていると非難している。Aimcoは金銭的な賠償と、Airbnbが「不法行為」を奨励できなくなることを求めている。Airbnb側は、Aimcoの主張はAirbnbを利用するミドルクラスの人びとへの攻撃だと反論している。

全米: 三井物産 米資産運用会社に出資

三井物産は20日、米国の不動産アセットマネジメント大手のCIMグループと戦略的パートナーシップについて合意したと発表した。物産はCIMの株式2割を3月末までに取得。4月以降にCIMが運用するファンドにも出資し、合計で4億5000万-5億5000万ドルを投じる。CIMは北米のオフィスビルやマンションなどの不動産およびインフラ施設を投資対象とした私募ファンドや上場不動産投資信託の運用を行っている。運用資産額は2016年9月末時点で192億ドル。物産は子会社を通じてCIMの運用するファンドを国内の機関投資家に販売する。

サンフランシスコ: フロンティアコンサルティング 米国進出

オフィスコンサルティング事業を行うフロンティアコンサルティング(本社:東京都中央区)は21日、サンフランシスコに新規海外拠点Frontier Consulting America, Inc.を開設し、同拠点をブランディング戦略上の重要拠点と位置づけ、アメリカでの活動を展開してゆくと発表した。Frontier Consulting America, Inc.は、同社の海外拠点としてはハノイ・ホーチミン(ベトナム)、香港・上海(中国)につぐ、5拠点目で、初の欧米地域の拠点となる。同社は、これにより設立法人をブランディング戦略上の重要拠点と位置づけ、現地での情報収集や、グループ全体の成長基盤強化をはかってゆくとしている。

不動産

全米: 将来に一番楽観的なのは 不動産仲介業者

経済誌「フォーブズ」が将来を楽観視している職業ランキングを発表した。その結果、米国で最も自分の職業にバラ色の将来を見ているのは不動産仲介業者であることがわかった。調査を行ったのは報酬調査サイトPayScale。同社は2015年7月から2017年7月にかけ、米国の労働者を対象に、自身の給与と会社の事業に対する信頼度を調べた。不動産仲介業者がトップなのは米国の不動産市場が成長を続けているからだと見られる。不動産仲介人の年収中央値は6万1400ドルだという。2位以下は次の通り。中等以上の教育の教員、一般歯科医、客室乗務員、カウンセラー、最高責任者、食品・たばこの焙焼・焼成・乾燥機械の操作員・監督者、聖職者、交通技術者 、記録保管。2位の中等以上の教育の教員の年収中央値は5万3700ドル。3位の歯科医のそれは13万ドルだという。

日本、全米: 住友商事 米国不動産対象ファンド組成

住友商事(株)は4日、100%子会社である住商リアルティ・マネジメント(株)を通じて米国不動産を投資対象とした国内機関投資家向けの私募ファンド「USプライムオフィス(USPO)ファンドI」を組成、運用を開始したと発表した。本私募ファンドは、住友商事グループが米国不動産投資に関心の強い国内機関投資家に対し、物件確定型の商品として提供するもの。投資対象資産として、住友商事のグループ会社である米州住友商事会社が保有していたイリノイ州シカゴ市の「203 North LaSalle」並びにフロリダ州マイアミ市の「マイアミタワー」を組み入れている。

ノースカロライナ: 住友林業 賃貸住宅商業施設開発

住友林業は米国子会社のSumitomo Forestry America(SFA)を通じ、ノースカロライナ州で不動産開発会社Crescent Communitiesと共同して賃貸住宅と商業施設の複合開発に着手する。総投資予定額は9000万ドルで、8月上旬に着工し、19年末の竣工を予定している。。同社が米国で賃貸住宅の開発を手がけるのは初めて。これまで手掛けてきた分譲住宅事業に加えて事業領域を拡大させることで、米国での収益基盤の安定・強化を図る。施設の敷地面積は約4万平方メートルで、住宅部分は約3万4000平方メートル、商業施設部分が約5600平方メートル。駐車場棟は816区画。住戸数は346戸の予定。

テキサス: すべての人が楽しめる お父さんが造った遊園地

テキサス州アンアントニオにある総面積25エーカーのMorgan's Wonderlandは一見普通の遊園地だが、ひとりの父親が自分の娘のために建てた遊園地だ。ゴードン・ハートマンは障害をもつ娘のモーガンさんが楽しめ、他の人も気まずい思いをせず遊べる場所がないことに気づき、経営していた会社を売り払い遊園地を造った。アトラクションは障害を持つ人も楽しめるようになっている。障害者の入場は無料。スタッフの3割が障害者だという。「すべての人が何でもできる場所、障害があろうがなかろうが遊べるテーマパークが欲しかったんです」とハートマンさんは話す。