NEWS2017年8月18日更新

USA

ハワイ: 核攻撃想定 情報システム構築

ハワイ州政府は21日、北朝鮮からの核ミサイル攻撃に備えた警報発令システムの試験を今年11月から開始すると発表した。北朝鮮が4日に実施した大陸間弾道ミサイル「火星14号」がアラスカやハワイを射程圏内に入れたことから、ハワイ州は全米50の州で初めて北朝鮮の核攻撃に備えた「攻撃情報システム」を構築し、定期的な訓練を実施することを決めた。州非常事態管理庁は15キロトンの核兵器がホノルルの上空300メートルで爆発したという最悪の状況を想定し、訓練プログラムを作成した。実際に核攻撃が発生した場合、住民らは建物の中に入り、2週間とどまるか安全と通知されるまで外に出ないことなどが指示されている。また、公式情報の入手手段として地元ラジオ局の聴取を促した。11月1日には、核ミサイルによる攻撃という仮想状況を知らせる非常サイレンが鳴る。

ミネソタ: 警官が豪女性射殺 豪首相、説明求める

ミネソタ州ミネアポリスで15日、性的暴行事件の能性を通報した住民のオーストラリア人女性が、駆け付けたパトカーに近づいたところ警察官に射殺された。警察官は2016年から携帯を義務づけられているビデオカメラのスイッチを切ったままだった。関与した警察官の弁護士は19日、警官側が待ち伏せ攻撃を恐れて発砲した可能性があるとした。事件で、マルコム・ターンブル豪首相は19日、経緯が「不可解だ」として米当局に説明を求める考えを示した。また、事件後の対応を批判されていたミネアポリス市警のジャネー・ハートウ署長は21日、辞任した。

アリゾナ: マケイン上院議員 脳腫瘍と診断

アリゾナ州フェニックスの病院で左目の上部から血栓を取り除く手術を受け療養中のジョン・マケイン上院議員(共和、アリゾナ州)が、「膠芽腫」と呼ばれる悪性の脳腫瘍と診断されたことが分かった。事務所が19日に公表した。手術の際の検査でこの血栓と関連した膠芽腫が見つかった。事務所は「上院議員は、手術から『驚くほど良好に』回復中で、基本的にはきわめて健康だ」としている。米脳腫瘍学会によると、膠芽腫は脳や脊髄の組織に発生する脳腫瘍で、特に進行が早い。年齢と共に発症率が上がり、女性よりも男性が多く発病する。

全米: オバマケア廃止頓挫 共和党内から造反派

米上院の共和党指導部による医療保険制度改革法(オバマケア)廃止へ向けた新たな採決の計画が早くも暗礁に乗り上げた。代替措置が無いままオバマケアを廃止することに上院共和党議員3人が18日、反対を表明した。前日夜に新たに党内から2人の造反が出たため、代替法案の可決が見込めなくなり、共和党のマコネル上院院内総務がまずオバマケアを廃止する法案の採決に踏み切る構えを示したことに反対した。これで、オバマケア撤廃という共和党の7年越しの悲願は再び暗礁に乗り上げた。反対した議員は、代替案なき廃止は建設的でないとした。

カリフォルニア: チェスター・ベニントン自殺 クリス・コーネルの誕生日に

ロックバンド「リンキン・パーク」のリードボーカル、チェスター・ベニントン氏が20日、カリフォルニア州ロサンゼルス郡の住宅でベルトを使って首を吊った状態で発見された。自殺とみられる。41歳だった。長年にわたりアルコールや薬物の乱用で苦しんでいた。子供のころに虐待を受けていた影響で、自殺を考えたことがあると過去にも話していた。この日は5月17日、コンサート後に首を吊って自殺した歌手のクリス・コーネル氏の誕生日だった。コーネル氏の自殺後、ベニントン氏は「あなたのいない世界など想像できない」と書いていた。

テキサス: トレーラーに100人 人身売買か、9人死亡

テキサス州サンアントニオで23日、ウォルマートの駐車場に停められいた大型トレーラーの内部に、移民とみられる人が詰め込まれているのが見つかり、9人が死亡したほか、30人が病院に搬送された。車内の男性に頼まれて水を届けた店員が、警察に通報して発覚した。警察はトレーラーを運転していた男を拘束した。民税関捜査局によると、トレーラーには100人以上の不法移民が詰め込まれていた可能性がある。防犯ビデオには、車がやってきては、トレーラー内にいた人たちを乗せて走り去る様子が映っていた。警察は人身売買事件として捜査している。

Bay Area

サンフランシスコ: 補助金で政権を提訴 加州とSF

トランプ政権が不法移民に寛容な「聖域都市」を狙って政権の方針に従わなければ、補助金交付を停止するとしたのは憲法違反だとして、カリフォルニア州とサンフランシスコ市が14日までに、セッションズ司法長官に差し止めを求める訴えを起こした。シカゴ市が7日に同様の訴えを起こしているが、州政府による提訴は今回が初めてで、聖域都市を巡る訴訟がさらに広がった。アメリカ司法省は先月、地方当局の刑務所に連邦政府の治安当局者が自由に出入りできるようにすることや、地方当局が不法移民を釈放する際は48時間前までに連邦政府側に通知することを求めていて、各自治体がこの方針に従わなければ治安対策の補助金を停止すると発表した。このため、カリフォルニア州は連邦政府からの補助金、年間およそ2800万ドルを受け取れない可能性がある。

クパチーノ: ITC、アップル調査 クアルコム要請

国際貿易委員会(ITC)は8日、アップルに「アイフォーン7」などの機器で特許を侵害されたと通信用半導体大手クアルコムが申し立てた問題の調査に乗り出すことに発表した。ITCは45日以内に調査を完了し、可及的速やかに判断すると表明しており、侵害が認定されれば、通商代表部(USTR)が棄却しない限り、アップルは対象製品の米国での販売停止を含む是正策を命じられる。クアルコムがITCに提訴したのは7月初め。アイフォーンの一部機種に同社製ではないブロードバンドモデム用チップを使用の差し止めを要請していた。

メンロパーク: ヘイト大量に削除 フェイスブック

フェイスブックは9日までに、ヘイトスピーチ対策として、全世界で問題のあった投稿を1カ月当たり約28万8000件削除したと明らかにした。同社は、ヘイトスピーチの具体的な例として、「特定の名前を挙げずに差別的な考えを発信」「特定の人種を指して『動物』と呼ぶ、或いは、特定の性的志向の人々を「気持ち悪い」と言い表す」といった内容を挙げ、暴力的な扇動などがあれば削除し、危険が明らかなら当局に通報しているという。しかし表現の自由とヘイトスピーチとの明確な境目を決めることは難しく、判断を誤ることも多いとも表明した。

マウンテンビュー: 多様性批判社員を解雇 グーグル

グーグルは、社内文書でテクノロジー業界やリーダーシップの職務に女性が少ないのは生物学的な違いが一因だとの主張した社員を解雇した。解雇された元上級職のジェームズ・ダモア氏は、グーグルで働く人たちは「イデオロギー・エコーチェンバー(反対意見に耳を傾けない)」や「辱めの文化や解雇の可能性」から、こうしたことを普段、口にできないでいると主張していた。ダモア氏は解雇に対して法的措置を検討しているとし、「自分の解雇は、グーグルがまさにエコー・チェンバーであることを示している」と非難している。

サンフランシスコ: ウーバー大株主 創業者を提訴

ウーバーの大株主でベンチャーキャピタルのベンチマーク・キャピタルは10日、ウーバー創業者のトラビス・カラニック氏を提訴した。ベンチマークは、カラニック氏がウーバーで起きた一連の不祥事を隠蔽していたなどと批判し、CEOを退いた後もとどまっている取締役から辞任するよう求めている。また、ベンチマークは14日、ウーバー社員へ宛てた文書で、カラニック氏を提訴したのは次期CEO探しを同氏が妨げるのを阻止する狙いもあったとした。これに対して別の大株主グループはベンチマークがウーバー取締役会から退くことを要求している。

サンノゼ: リカーストア・オーナー殺害 容疑者逮捕

サンノゼのエヴァーグリーン地区で7日、リカーストアのオーナーが殺害された事件で、サンノゼ警察は11日、容疑者の男を逮捕した。逮捕されたのはマニアンミー・ヘンドリックス容疑者(21)。容疑者は強盗目的で銃を持ってリカーストアに押し入り、レジスターを開けるのを拒んだオーナーのヒュー・リーさん(57)に発砲、殺害した。容疑者はレジスターを開けられず、逃走した。容疑者は15年、発砲事件を起こして保護観察中だった。また、犯行に使われた銃は盗まれたもので、容疑者はエヴァーグリーン・カレッジの駐車場で拾ったと供述している。

ビジネス

マサチューセッツ: 大塚製薬 ベンチャー買収

大塚ホールディングス傘下の大塚製薬は3日、米国子会社の大塚アメリカインク(OAI)を通じて成人や小児の注意欠陥・多動性障害(ADHD)の治療薬を開発するバイオベンチャーのニューロバンス(マサチューセッツ)を買収すると発表した。一時金1億ドルのほか、同社が持つ治療薬の開発進展に伴い、現在の株主である複数のベンチャーキャピタル(VC)に最大1億5000万ドルを支払う。大塚製薬は中枢神経領域に力を入れており、今回の買収で新薬候補の拡充を図る。ニューロバンス社が開発中の治療薬は、ADHDの原因と考えられるセロトニン、ドパミン、ノルエピネフリンという3つの脳内分泌物が過剰に細胞内に取り込まれるのを抑える。臨床試験(治験)の中期段階を終えて有望な結果を得ており、今後治験の最終段階に入るという。

カリフォルニア、フロリダ: 大手アパート管理会社 Airbnbを訴える

米国最大級のアパート管理会社Apartment Investment & Management Company(Aimco)が民泊大手Airbnbを「不法行為」で訴えた。17日、Wall Street Journalが報じた。Aimcoがカリフォルニアとフロリダの2州に提出した訴状でAimcoは、AirbnbがAimcoの管理あるいは保有する賃貸物件に関して「不法行為」を意図的に奨励したとしている。また、Aimcoは声明文で、Airbnbは不法行為を奨励することでAimcoの物件の居住者の平和で快適な環境の維持を妨げていると非難している。Aimcoは金銭的な賠償と、Airbnbが「不法行為」を奨励できなくなることを求めている。Airbnb側は、Aimcoの主張はAirbnbを利用するミドルクラスの人びとへの攻撃だと反論している。

全米: 三井物産 米資産運用会社に出資

三井物産は20日、米国の不動産アセットマネジメント大手のCIMグループと戦略的パートナーシップについて合意したと発表した。物産はCIMの株式2割を3月末までに取得。4月以降にCIMが運用するファンドにも出資し、合計で4億5000万-5億5000万ドルを投じる。CIMは北米のオフィスビルやマンションなどの不動産およびインフラ施設を投資対象とした私募ファンドや上場不動産投資信託の運用を行っている。運用資産額は2016年9月末時点で192億ドル。物産は子会社を通じてCIMの運用するファンドを国内の機関投資家に販売する。

サンフランシスコ: フロンティアコンサルティング 米国進出

オフィスコンサルティング事業を行うフロンティアコンサルティング(本社:東京都中央区)は21日、サンフランシスコに新規海外拠点Frontier Consulting America, Inc.を開設し、同拠点をブランディング戦略上の重要拠点と位置づけ、アメリカでの活動を展開してゆくと発表した。Frontier Consulting America, Inc.は、同社の海外拠点としてはハノイ・ホーチミン(ベトナム)、香港・上海(中国)につぐ、5拠点目で、初の欧米地域の拠点となる。同社は、これにより設立法人をブランディング戦略上の重要拠点と位置づけ、現地での情報収集や、グループ全体の成長基盤強化をはかってゆくとしている。

不動産

全米: 将来に一番楽観的なのは 不動産仲介業者

経済誌「フォーブズ」が将来を楽観視している職業ランキングを発表した。その結果、米国で最も自分の職業にバラ色の将来を見ているのは不動産仲介業者であることがわかった。調査を行ったのは報酬調査サイトPayScale。同社は2015年7月から2017年7月にかけ、米国の労働者を対象に、自身の給与と会社の事業に対する信頼度を調べた。不動産仲介業者がトップなのは米国の不動産市場が成長を続けているからだと見られる。不動産仲介人の年収中央値は6万1400ドルだという。2位以下は次の通り。中等以上の教育の教員、一般歯科医、客室乗務員、カウンセラー、最高責任者、食品・たばこの焙焼・焼成・乾燥機械の操作員・監督者、聖職者、交通技術者 、記録保管。2位の中等以上の教育の教員の年収中央値は5万3700ドル。3位の歯科医のそれは13万ドルだという。

日本、全米: 住友商事 米国不動産対象ファンド組成

住友商事(株)は4日、100%子会社である住商リアルティ・マネジメント(株)を通じて米国不動産を投資対象とした国内機関投資家向けの私募ファンド「USプライムオフィス(USPO)ファンドI」を組成、運用を開始したと発表した。本私募ファンドは、住友商事グループが米国不動産投資に関心の強い国内機関投資家に対し、物件確定型の商品として提供するもの。投資対象資産として、住友商事のグループ会社である米州住友商事会社が保有していたイリノイ州シカゴ市の「203 North LaSalle」並びにフロリダ州マイアミ市の「マイアミタワー」を組み入れている。

ノースカロライナ: 住友林業 賃貸住宅商業施設開発

住友林業は米国子会社のSumitomo Forestry America(SFA)を通じ、ノースカロライナ州で不動産開発会社Crescent Communitiesと共同して賃貸住宅と商業施設の複合開発に着手する。総投資予定額は9000万ドルで、8月上旬に着工し、19年末の竣工を予定している。。同社が米国で賃貸住宅の開発を手がけるのは初めて。これまで手掛けてきた分譲住宅事業に加えて事業領域を拡大させることで、米国での収益基盤の安定・強化を図る。施設の敷地面積は約4万平方メートルで、住宅部分は約3万4000平方メートル、商業施設部分が約5600平方メートル。駐車場棟は816区画。住戸数は346戸の予定。

テキサス: すべての人が楽しめる お父さんが造った遊園地

テキサス州アンアントニオにある総面積25エーカーのMorgan's Wonderlandは一見普通の遊園地だが、ひとりの父親が自分の娘のために建てた遊園地だ。ゴードン・ハートマンは障害をもつ娘のモーガンさんが楽しめ、他の人も気まずい思いをせず遊べる場所がないことに気づき、経営していた会社を売り払い遊園地を造った。アトラクションは障害を持つ人も楽しめるようになっている。障害者の入場は無料。スタッフの3割が障害者だという。「すべての人が何でもできる場所、障害があろうがなかろうが遊べるテーマパークが欲しかったんです」とハートマンさんは話す。