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札幌や / Sapporo-ya


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根っからの職人が作り続ける、Old-Fashioned Ramen

新しいラーメン店のオープンも相次ぐ中、ベイエリアのラーメンのパイオニアといえば、サンフランシスコ・ジャパンタウン、紀伊国屋ビル2階の「札幌や」だ。店の入り口にかかる赤提灯の「元祖」の文字は、伊達ではない。

そもそも「札幌屋」は1965年、東京渋谷のNHK前に創業した。東京に初めて札幌ラーメンを紹介した店だそうだ。その後、新橋、有楽町にも出店。さらに、68年に本郷三丁目にも店を出した。本郷には東大がある。大学紛争の時代。「札幌屋」には活動家も機動隊員も食べに来たという。美味いラーメンを前にすれば呉越同舟ということか。「安田講堂に立てこもった人もお客さんでしたよ」と語るのは、本郷店の布目義明さんだ。その後布目さんは渡米、1976年以来「札幌や」で同店自慢の自家製麺を作り続けている。

布目さんは根っからのラーメン職人。ラーメンを作ってさえいれば幸せだという。特にこだわっているのが麺。店の入り口横にある製麺機で黙々と麺を作り続けている。コシと味わいを出すために天ぷら粉、山芋、そば粉を入れた厳選した小麦粉を製麺機にあけ、丹念に伸してゆく。バームクーヘンのように伸しあがった麺を切って出来上がりと思いきや、それをふたつ重ねてまたひとつに伸してゆく。この作業を4回は繰り返す。湿気ないよう、乾燥しないように気をつけながら、耳たぶくらいの弾力に伸しあげる。根気のいる作業だが、「こうして30年以上同じ麺を守り続けています」と、布目さんはにかんだように笑う。

Old-Fashioned Ramen。原点の味をアメリカでも守り続けている。そのぶれない手作りの味に昔からファンが多い。「札幌や」を奔りとしてベイエリアにも次々とラーメンが登場し、一度は他店に足が向いたお客も、布目さんのラーメンが忘れられずに戻ってくる。 「『札幌や』のラーメンは麺もスープもチャーシューや卵などの具も手作りです。ラーメンばかりでなく、ラーメンとベストマッチの餃子も、キムチも手作りです」と、オーナーのレナ・ターナーさんは言う。 布目さんはいかにも職人らしく無口。「ラーメンを作るにあたっての、こだわりは」と尋ねても、「スピードかな。お客さんは忙しいからね。アツアツをすぐにだす。これだね」と素っ気なく答え、うんちくを述べ立てたりはしない。布目さんのラーメンには大変な手間がかかっているのだが、職人にとってはそれは当たり前のことで取り立てて言うほどのことではないのだろう。

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基本情報

店名 札幌や / Sapporo-ya
住所 1581 Webster St Ste 202 San Francisco, CA 94115
電話 415-563-7400 ※ご予約・お問い合わせの際は、J weeklyを見たと言うとスムーズです
営業時間 月〜土 11am-11pm
日 11am-10:30pm


 

 

 

 


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