型染めアーティスト

Kazue Ouchi Youngさん

2018年3月9日

オレゴン州在住の型染めアーティストKazue Ouchi Youngさんの作品展示会が、3月15日~17日、パロアルトのダウンタウンにあるKitch'n Officeで開催される。日本の伝統染色技法である型染め、紅型、絞り、藍染めを用いた自然をテーマとした美しい作品が展示される。

今回は、去年の皆既日食と東オレゴンの自然を表現したものも展示される予定だ。作品をよく見ると、可愛い動物や植物が隠れていたりするので、是非手に取ってじっくりと見てみたい。

型染めは、型と染料を使って布や和紙を染めるのだが、気が遠くなりそうなほど繊細かつ多くの作業工程を経てようやく完成する。Kazueさんは全ての工程を自ら手掛けており、その美しい手仕事はまさに芸術だ。

「型染めを初めて見た瞬間、私の魂が『これだ!』と輝いた」とKazueさん。作品テーマについては、「大自然の中に身を置くことで感性が研ぎ澄まされ、インスピレーションが湧いてきます。奄美大島で暮らしていた頃は、南国の明るい太陽や植物の色からカラフルな作品が思い浮かぶことが多かったですが、オレゴン州は雨が多く寒いので、藍染めで染めた型染めが創りたくなります」と話す。

アメリカでの制作活動は、道具が手に入りにくい、注文した布が3か月届かないなど、日本では直面しない苦労もある。それでも「お客様が私の作品を見て感動する姿が私にとって大きな喜び。どの作品も宇宙でたった一つ、それぞれに物語があります。多くの工程を経て創作することへの感動と喜びの虜になっています。」と型染めの魅力について語ってくれた。

将来の展望については、「惚れ込んだ型染めで命尽きるまで作品を創り続けたい。主人も帽子職人なので、将来はお互いの活動がより広がるような大きな工房を持ち、オレゴンを中心にアメリカの大自然に根差した制作活動をしていきたい。」と結んだ。

www.kazueoyoung.com