第61回 「1 Light Educational Study Tours」インタビュー 2016年2月26日

この夏、サンフランシスコのCornerstone Academy校に日本人中高生を対象にした留学プログラム「1 Light education Study Tours」が始まる予定。アジアの教育を変えるために約6年前から開設されたこのプログラムが日本人を受け入れるのは初だという。このプログラムのディレクターであるリー氏、CEOのハリー氏、プロデューサーであり、学生の佐野氏にお話を伺った。 リー氏とハリー氏は共にシンガポール生まれのご夫婦。リー氏はオーストラリアの大学を卒業、シンガポールのIBMで働いた後、2005年サンフランシスコに移りハリー氏とこのプログラムを立ち上げた。ハリー氏はサンフランシスコ大学の映像系の学部を卒業後、シンガポールのDAIKINで働き今に至る。その後、自身の経験から日本の英語教育をより良い形にしたいと志す佐野氏がこのプログラムに加わり、今回のような形となった。

サンフランシスコでの留学の利点は何ですか?
サンフランシスコはシリコンバレーが近くにあるということで、経営者が多く集まり、優秀な人材に溢れている地です。また、アメリカは日本のように縦社会ではないので、自分のアイデアや意見を素直に伝えられる国です。この地とその国風がマッチして、自分の考えを認められチャンスを得られる、そんな可能性のある場所であると思います。英語の勉強はもちろん、色々な経験や失敗をした大人と関わる機会をもつことで、若い世代に知財を埋め込むことが出来ると考えています。このプログラムは、教師と生徒が質問や意見を言い合えるような2WAYな環境、そして有能な人物が集まるここサンフランシスコでしか成しえないと思います。

このプログラムの強みを教えて下さい。
幅広く目的に合った授業を選ぶことができるので、生徒の興味のあることを学べ、体験できる点です。例えば、起業に興味があれば某有名会社の社長を呼んで講演会やプレゼンテーションをしてもらうこともできますし、現地の大学の授業を受けに行くこともできます。また、Cornerstone Academy校に通う地元の生徒たちと一緒に授業を受けたり、課外活動を通して様々な学校の生徒と交流できるので、ローカルな英語を身に着けることもできます。  また、ここで勉強したという証明になるCertificateも発行していますので、アメリカの大学に入学する際や、今後の進学に有利に働くと思います。 具体的な学校生活は?
留学生活を保護者に報告するためにも、生徒には毎日その日の出来事を日記に書いてもらいます。ドミトリーには食堂、プレイルーム、ランドリーが完備され、各自自由に使うことが出来ます。寝室は一人部屋ではなく二人以上、また先生も同じドミトリーに住んでいるので、何か問題があるときはすぐ対処が可能です。日本語がわかるスタッフもいて、24時間相談にのることができます。
セキュリティにおいては、学校の周りに柵が取り付けられ、警備員が常に常駐しています。この学校がある地域は治安がいい上に、学校とドミトリー間の移動はシャトルバスを利用します。

今後の展望をお聞かせ下さい。
私たちは、日本の英語教育の現状を変えたくてこのプログラムを立ち上げました。世界各国がビジネスや教育に関して国際化が進む中で、日本は内向きになりつつあります。日本も英語力を上げなければ、この先の競争社会で優位に立てません。国際社会で辛い思いをしないためにも、中高生のうちに新しい経験をさせて、広い視野を養ってほしいです。若い世代が国際化の中で自分の人生をどのように切り開いていくか、選択の幅を広げる手助けをしたいですし、ここでの留学経験を日本で伝えて、さらに日本で得たことをサンフランシスコに戻ってきて還元してほしいですね。

 この「1 Light education Study Tours」がスタートを切った今年一年は、二週間の滞在で1800ドルという安値で留学生を受け入れる予定。フライトチケット、保険、ビザ(14ドル)以外の、寮費、食費、授業費、空港からの送迎費はすべてプログラムの費用に含まれている。この充実したプログラムが、一人でも多くの若者の心に響くことを期待している。