イスラム系少数民族ロヒンギャの難民らは6日、ミャンマーでの虐殺が続く要因を作ったとして、フェイスブックの親会社メタ・プラットフォームズをカリフォルニア州の裁判所に提訴した。提訴を行っているのは法律事務所エデルソンとフィールズ。フェイスブックが「反ロヒンギャを掲げるヘイトスピーチや誤った情報、暴力行為の扇動のきっかけなどを広範囲に広めることに大きく貢献し、これがロヒンギャ虐殺の主因となり、継続を支えた」と主張。1,500億ドル以上の損害賠償を求めている。英国の弁護士も同社のロンドンオフィスに通知書を送った。フェイスブックは以前、マイノリティー人口を保護するため十分な対応を取ってこなかったと認めているが、通信品位法230条により利用者の投稿に対する責任は問われないとの立場を取っている。
感染知りつつ通学させる
児童75人隔離
マリン郡の小学校で、Covid-19陽性と判定された児童が保護者の判断で登校し続けたことから、同級生75人が隔離される出来事があった。この小学校はコーテ・マデラのニール・カミンズ小学校。ブレット・ギースマン学校区長によると、保護者は子どもが陽性と判定されたことを知っていながら、7日間にわたって登校させ続けたという。検査の結果数名の児童の感染が確認され、この児童を含む75人は11月19日から10日間の隔離を強いられた。児童は全員が回復し、重症化した児童もいなかったが、この保護者には罰金がかされる可能性があるという。
アップル・ウォッチに欠陥と主張
顧客が提訴
「アップル・ウォッチには安全上の問題がある」とする顧客4人が、同社をオークランドの連邦地裁に提訴した。同社が製品のコンパクトさにこだわるあまり、バッテリーの膨張に十分なスペースを内部に設けなかったと主張している。また、同社がさまざまな消費者保護法に違反したとも主張し、集団訴訟を目指している。問題があるとされるデバイスには、初期のアップル・ウォッチからアップル・ウォッチ・シリーズ6まで、最新のアップル・ウォッチ・シリーズ7を除いたすべてのモデルが含まれている。同社は19年、シリーズ2と3のアルミニウムモデルの画面が割れた場合、無料で取り換えるプログラムを発表した。
課金方法変更回避
アップル課金ルール
「フォートナイト」の開発元とアップルが争っている反トラスト法訴訟で、第9巡回区控訴裁判所は8日、アップルが求めていたアプリ決済ルール見直し命令の一時停止請求を認める判断を下した。命令は連邦地方裁判所判事が出していた。今回控訴裁は「アップルは少なくとも9月の地裁判決について重大な疑問があることを証明した」との見解を示し、請求を認めた。アップルは「裁判所が命令停止を認めてくれたことに感謝する。アプリストアの変更によってプライバシーとセキュリティーに関する新たなリスクが生じることを懸念している」との声明を出した。
テスラ車、運転中にゲーム可能
運輸省道路交通安全局が調査
運輸省道路交通安全局は8日、テスラによる最近のソフトウエア更新について調査していると明らかにした。この更新に盛り込まれたビデオゲーム機能は、運転手でもダッシュボードのスクリーンで走行中に利用できるという。テスラ車のダッシュボードに搭載された大型モニターでは複数のゲームをプレイできる。そのほとんどは運転中のプレイが不可能だが、3種のゲームは運転中でもプレイできるという。道路交通安全局には「なぜテスラは運転手の気を散らす機能の搭載を許可されているのか」という苦情が寄せられているという。
クルー守って死亡の元警官
偲ぶ会が開かれる
先月テレビ局クルーのセキュリティーガードが殺害された事件で9日、殺害された元警官のケヴィン・ニシタ氏を偲ぶ会がサンノゼで開かれ数百名が集まった。ニシタ氏は先月24日、オークランドでテレビ局のニュース・クルーのカメラを奪おうとした容疑者を制止しようとして撃たれ搬送先の病院で死亡した。容疑者逮捕されていない。ニシタ氏はサンノゼやコルマの警察署に勤務した後退職、セキュリティーガードを務めていた。式に出席したサンノゼ警察のアンソニー・マタ所長は「ケヴィンは人生を家族に捧げていた」とニシタ氏の思い出を語った。
マイク・ネスミス氏死去
モンキーズのベーシスト
60年代の人気バンド「モンキーズ」のメンバー、マイク・ネスミス氏が10日、心不全のためカーメルバレーの自宅で死去した。78歳だった。テキサス州ヒューストン出身。オーディションを通じて結成された4人組バンド「モンキーズ」でギターやボーカルを担当。60年代後半、「恋の終列車」「デイドリーム・ビリーバー」などをヒットさせた。1970年の解散後も音楽活動のほかプロデューサー、映画監督などとして幅広く活躍した。モンキーズは2012年にリードボーカルのデイビー・ジョーンズ氏が、2019年にベースのピーター・トーク氏が亡くなっている。
