第9回 北カリフォルニア Soy and Tofu Festival レポート

6月29日(土)にサンフランシスコで『北カリフォルニア Soy and Tofu Festival』が日米ファウンデーションの主催で開かれた。今年で9回目となり、彼らにとって年に一度のビッグイベントである。大豆や大豆を使った商品、大豆そのものがどんな栄養素を持っているのか、我々の健康への良い影響は何であるかなどが来場者に伝わるようなプログラムになった。そのため、大豆商品を取り扱う企業が数多く集まりブースを出展した。

プログラムの中には、大豆を使った料理のデモンストレーションや実際に来場者が自ら味噌を作ることのできる体験型のイベントもあり、大盛況であった。その中でも麹の作り方を教えるデモンストレーションは多くの観客を魅了した。また、別のステージではバンド演奏などのエンターテインメントなどが行われた。日米ファウンデーションのトップである Kenji G. Taguma氏は「料理のデモンストレーションをメインステージにしたことが例年との大きな違いである。またこの地域で活躍する方々を呼んだりと話題性をつけることができ、より多くの企業の方々に参加していただける大きなイベントに成長した。」と述べた。

また、この地域に多く住むビーガン(菜食主義者)に向けたビーガン料理の講習会は、大豆の活用方法を学ぶことができる良い機会となった。イベントの最後は、豆腐で作るデザート対決が行われた。4人の料理人達によって様々な豆腐デザートが作られ5人の審査員によって優勝者が決められた。勝ちあがったのは、Tamako Park-Li氏が作ったイタリアのチェスナッツケーキをイメージさせるような見栄えの『クロクロモンブラン』で見事優勝を果たした。また、このイベントには150人以上にも及ぶボランティアの活躍があり、「大盛況なイベントで幕を閉じることができた」と主催者が話している。