2019ハーベストシーズン到来 〜Bucher vineyardの収穫速報〜

今年も収穫の季節がやってきました。まだ収穫前半戦なので、今年のハーベストについて云々言うには時期尚早ですが、これまでのところ、今年はどうやら収穫開始が例年より若干遅い畑が多いようです。

ちょうど先日、ソノマのロシアンリバー・バレー地区にある銘醸畑の一つ、 ブッカー・ヴィンヤード(Bucher Vineryad)のオーナーであり、畑のマネジメントを行っているジョン・ブッカー(John Bucher)さんが来店され、収穫の様子を伺いました。

ブッカー・ヴィンヤードは、ロシアンリバー・バレー地区の西側に伸びるWestside Road沿いに位置する畑。Westside Road沿いには銘醸畑がいくつもあり、特に高級ピノノワールがつくられていて、ブッカー・ヴィンヤードも代表する畑の一つ。この地区を代表する造り手Williams SelyemやSiduri、Papapietro Perryなどにブドウを供給しながら、自身も自家畑のブドウを使って自家銘柄 “Bucher Vineyard”をつくっています。

今年はまず冬から春先までに随分と雨が降り、畑は栄養をたっぷりと蓄えて良いコンディションでシーズンを迎えました。しかし、5月中旬に何日か雨が降り続いたことで、ちょうど花が咲く時期だったブッカー・ヴィンヤードのピノノワールは、一部の実が受粉をうまくできずダメージを受けました。そうした実を取り除いたのがほぼ唯一の被害だったとのこと。

一方、雨が十分に降ったおかげで、例年は5月末くらいから灌漑が必要なところ、今年は7月初旬まで灌漑が不要で、ブドウの木が自らの力で地中の水分と養分を吸収しました。また、実が熟す期間に涼しい気温の日が続いたおかげで、水の吸収も熟す速度もゆっくりと進みました。例年より雨が多かったことから、水膨れのような凝縮度が物足りないブドウになりはしないかと密かに心配していたのですが、灌漑に頼らず、成熟がゆっくり進んだおかげで、例年よりもむしろ粒が小さめで凝縮した味わいのブドウに仕上がったとのこと。

ジョンさんが来店した8/29は、ちょうど収穫初日。その日の深夜から早朝にかけて、今年の初収穫を終えたばかりのジョンさんが、その日収穫したブドウの出来を嬉しそうに語る様子から、2019ヴィンテージに期待が膨らみます。このまま収穫の最後まで良好な天気が続きますように☆