在サンフランシスコ日本国総領事館、北加日米会、北加日本語教師会共催 第46回 日本語弁論大会 開催

在サンフランシスコ日本国総領事館、北加日米会、北加日本語教師会共催による第46回日本語弁論大会が、11月3日(日)、サンフランシスコ・ジャパンタウンのJCCCNCで開催された。

午前は「中学・高校生」の部(審査委員長:井龍 一浩首席領事)、午後は「大学生・成人」の部(審査委員長:宇山智哉総領事)という構成で、「中学・高校生」の部は11校から17名、「大学生・成人」の部は6名の合計23名が参加した。ペットやスポーツといった身近なトピックから、日本語学習や日本での体験や比較文化的な考察、さらには将来の夢や文化的ステレオタイプに対する個人的内省など多岐にわたるトピックについて、日頃の日本語学習の成果を白熱したスピーチで披露し、たいへん盛況であった。

「中学・高校生」の部の17名は、①「家庭で日本語を日常話さない(日本語を理解する人が家庭にいない)参加者10名、②「家庭で日本語を日常話す(日本語を理解する人がいる、もしくは日本語を話す人が家庭にいる)参加者7名の2グループで、それぞれのグループごとに審査が行われた。「家庭で日本語を日常話さない」部の優勝者は、トーマス・モールガン・ロビンソン・クロンロッドさん(Sakura Gakuen Japanese Language School)で、スピーチ・タイトルは「ぼくのしょう来の夢」だった。「家庭で日本語を日常話す部」の優勝者は、齋藤 翠さん(Henry M. Gunn High School)で、スピーチ・タイトルは「みんなはいろんな理由で今の自分になっている」だった。「大学生・成人」の部の優勝者は、趙 雪涵さんで、スピーチ・タイトルは「心を結び・信頼を築く」だった。

「中学・高校生」の部の各カテゴリー、「大学生・成人」の部、それぞれ優勝から3位までの入賞者には賞状ならびにトロフィー、さらに「中高校生」のカテゴリー優勝者と特別賞受賞者には、スポンサーのカプコンUSA社から副賞として景品が贈呈された。参加者全員にも、それぞれ参加証書とスポンサーのNew People社から景品が授与された。また、「大学生・成人」の部では、優勝者に賞状ならびにトロフィー、さらにスポンサーのユナイテッド航空よりサンフランシスコ・東京間の往復航空券が贈呈された。第2位と第3位には北加日米会からそれぞれ$200と$100の小切手が贈呈された。さらに、特別賞受賞者と参加者全員にも参加証書とスポンサーのNew People社から景品が授与された。

最後に、「大学生・成人」の部の審査委員を代表して北加日本商工会議所の大垣 忠央会頭からは、参加者一人一人への心温まる講評と共に、今後も日本語 や日本文化に興味を持ち続けて欲しいとの激励の言葉が送られた。
(文章:弁論大会委員長 南 雅彦)