Japan Society 「Ramen: Dreams and Beyond」開催

Hinodeya Ramen Barの栗原正生氏(左)、ラーメンブームの火付け役 丸山良幸氏(右)

2月7日、金曜日、サンフランシスコにあるfabbitにて「Ramen: Dreams and Beyond」が開催されました。今回は、和風出汁で勝負する Hinodeya Ramen Barの栗原正生氏と俺ん家ラーメン、一風堂を手掛け、ベイエリアのラーメンブームの火付け役でもある丸山良幸氏が登壇されました。アメリカでラーメンの可能性に挑んだお二人の貴重な話を聞きたいと多くの参加者が集まりました。

栗原氏は2016年にジャパンタウンにHinodeya Ramen Bar1号店をオープン。今では行列の絶えない人気ラーメン店ですが、それに至るまでの経緯、そしてどのように出汁ラーメンが生まれたのかをお話くださいました。更に、サンフランシスコという土地柄ベジタリアンラーメンを考案したこと、お客様からの要求によりゴミを減らす取り組みをされた事など、ローカライズという言葉を使い、その土地土地にあった経営をされているというお話は興味深いものでした。

栗原正生氏(左)と丸山良幸氏(右)/ 質問が飛び交う会場風景

一方、丸山氏はアメリカ留学時、ホストファミリーに焼き鳥を振る舞い、「いつか自分のお店を持ちたい。」と話した事がきっかけで、1年後に炭家をオープン。自分の夢を口に出して言う事の大切さを感じたというお言葉は説得力のあるものでした。丸山氏の2号店俺ん家のオープンにあたっては、治安の悪い地域という事もあり、周囲からの反対もあったそうです。しかし、自分の直感を信じた結果、こちらはベイエリアで知らない人はいないと言われる程の超人気店となりました。その後は、数々の困難と成功をくり返して来られた丸山氏。その言葉は参加者に勇気と希望を与えてくれました。

最後に参加者からの質問が受け付けられ、ラーメンという枠を超え日本食や日本文化についての質問も飛び交いました。ラーメンという1ボールの小さな食の世界が、日本文化を伝える大きな役割を果たしてくれていると感じるイベントでした。

Japan Society
日米間の相互理解を深めるために、政治、経済、文化、教育、日本語レッスンなど広範囲に渡るプログラムを展開
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