第55回 :教育シリーズ❽ 学校休校時②:スクリーンタイムと家族時間

自宅待機中の心配事は?

本来ならゴールデンウィーク真っ盛りだった日本、子供の日を祝う5月5日の祝日も、アメリカではシンコ・デ・マヨ(Cinco de Mayo)と呼ばれるイベントも、皆様静かにご自宅で過ごされたことと思います。話題のオンライン結婚式やオンライン誕生日会などのスクリーン利用で便利になったサービスがある一方で、学校休校中のお子様を持つご家庭の懸念事は大きく2つ、子供の学習・生活習慣、家族との関係性、があげられます。

スクリーンタイム

休校中の自宅学習が始まり約2か月が経ち、オンライン授業や宿題・課題をオンラインで提出することにも親子で慣れてきたころでしょうか。例えオンライン授業を受けるのは子供でも、そのセッティングをしたり、テキストをダウンロードして印刷したり、宿題の写真を撮って提出したり、などの負担はご両親にかかり、思わぬ時間を費やしてしまうこともあるでしょう。アメリカでの自宅学習において口頭一番に上がる問題点は「スクリーンタイム」です。パソコン、携帯、iPadのような端末に「スクリーンタイム」設定していたとしても、オンライン授業が多くある学校・クラスの場合は途中で切れても心配ですからその設定自体が難しい状況にあるかもしれません。しかし、「スマホ(スクリーン)依存症」が子供に出た際の進み方はご存知でしょうか。主な症状は「睡眠不足や引きこもりがちになる、健康健全な生活を送れなくなる」です。既にShelter in Placeで引きこもり、の状況はできていますから、健康健全を脅かすことはいたって簡単に起こります。その結果、「自ら命を落としてしまう若者も多い」という結果が出ています。どうしても自宅待機中でのスクリーンタイムは避けられない状況であるなら、ダラダラと長くならないよう、ご家族で一緒に“時間が決っている”“質の良い”番組を見ることを心掛けたいですね。

家族との関係性

昨今、日米問わず各国で問題となっているのがDV(ドメスティックバイオレンス)。特にこの時期は幼児虐待だけでなく夫婦間のDVも増えているニュースが目にとまることも増えました。劇的な生活変化をもたらしたコロナ問題により、家族が四六時中一緒に自宅にいる状況下で何らかの犠牲になっている多くの子供達、そして大人達。気付かない内に不安やストレスから精神面に疲れが見えてきている時期かもしれません。このような外出制限がある中で、ご自宅で一緒に「親子で安全にスクリーンタイムを楽しむ」ことができるサイトも多く出ています。各博物館や科学館などではバーチャル見学会ができたり、期間限定で聞けるオーケストラ演奏やミュージカルなどもあります。他個人的にまとめた情報サイトのリストもございますので、ご興味のある方には別途ご連絡ください。

保険の見直し

最後になりますが、コロナの影響でレイオフや収入が減ってしまったご家庭もあると思います。それにより保険料が安くなる制度を利用出来るようになったり、無保険の方の途中加入を6月まで認める制度もできております。
また、市場がマイナス時期にでも確実に資産を増やしていける元本保証型の個人年金保険もありますので、どうぞお気軽にご連絡ください。お申込みのお手伝いをさせて頂きます。