ココロもカラダも自己免疫力アップしよう☆逆転の発想でハッピーマインドに❷

written by 飯島有輝子(Happier)

前回の記事❶では、ココロとカラダの自己免疫力アップをご紹介しました。今回は、ご家族や周囲のお友達、また地域社会に貢献することでさらにパワーアップをしていけるアプローチをご紹介。
お子様のいるご家庭ではリモートワークに加え、ご家族のサポートも大変ご苦労されていることと思います。下記はこの機会に家族の結びつきを捉え直すためのTipsです。

家族の免疫力アップ

1-1. 子供の自主性に任せてみる

我が家の子供達は中高生とだいぶ大きいですが、それでも自宅退避が始まって最初の2週間は学校送迎のない気楽さよりも、暮らし方の変化に適応しきれず、できない事に目がいってしまいストレスマックスに。これを見直しながら勉強のカチを再定義。勉強って何?なぜ必要?と自分自身に深く問いかけた時、自身が経験した日本の学校で習ったことをそのままつい子供たちに無意識に期待してしまっている状態を認識。これを改め、子供達の学習意欲にしばらく任せてみようと腹を決め(コレが結構難しい)、たとえ半年勉強しなかったとしてもリカバリーが効くと仮定(もちろん保障できるものでありません…)。するとしばらく遊び倒した後、本人たちはヤル気スイッチを自身で見つけ、起床後すっとTo Doを書いて整理してからスッと自身でオンライン授業を進めるようになりました。もちろん時折親による観察と確認・注意は必要な訳ですが、意識してないところで“自分の価値観”を子どもに求めていたことに気付けたのは親として結構大きな発見。

1-2. 家族のコミュニケーション、チェックインシステム

我が家では夕飯を一緒に囲む際に「チェックイン」を行っています。ワークショップを始める際の手法としても用いられていますが、家族全員が今日やったことと感じたことを発言し・聞くという簡単な方法。ずっと一緒にいるから分かっているようですが、意外とアイテムをきちんと把握していない部分もあり、家族の相互理解を深める大事な習慣となっています。

1-3. 大人時間を確保する工夫、カップルのヒーリングタイム

平日のみならず週末も、そして夏休みも同じメンバーで過ごすことは、家族と言えど意外とストレスを溜めているもの。まだ手のかかる子供がいるとなお大人同士、静かに深い内容を落ち着いて話すことは今や困難。そこで我が家が最近始めたのは『大人時間』の導入。子供達だけで週末の1-2時間程庭や公園に散歩に出掛けてもらい、その間大人だけでゆっくりした時を共に過ごす。お子さんが小さい方は、近隣友人との預け合いなどを提案してみるのもいいですね(それか別の部屋にたまに子供だけで籠ってもらいDVD映画を観ていてもらうのも)。工夫して作った大人時間は特別なAgendaは必要なし。ただ話す、ただワイングラスを傾ける、または免疫力アップのアロマオイル(ミルラ、エキナセアなど)を使ったマッサージをしてみるのも新鮮かもしれません。

❷社会の免疫力アップ⇒ローカルビジネスを支える

個人の免疫力をアップし、家族の免疫力アップをした後、社会全体に目を向けひとりひとりが良い未来を創るためにすぐに始められることをまとめてみました。

2-1. ローカルビジネスをサポート

飲食店を始めお店を開くのは実は準備がかなり大変。飲食店を開店する為にかかった初期投資を回収するまでに一般的に3〜5年かかる‼と言われています。どんなお店も開店まで大変な苦労を重ねる訳ですが、せっかく開店してもこのコロナ禍で大幅に営業縮小しなければならない現状のなか特に家族的に少人数で運営しているお店のみなさんは心底大変なご苦労をされています。こんな時、グリーン配慮したパッケージでのケータリングを利用したり、近所でオーダーを取り纏める活動をしたり、ローカルビジネスの情報拡散をしたり、地元で頑張っている小さなビジネスを支えていきましょう。ソーシャルな生き物である私たちは交流できる場があってはじめて暮らしが彩られ、華やかな非日常を演出してきたことに気付いています。そのような場を創ってくれているローカルビジネスの社会的意義を考え、私たちの新しい購買習慣に変化させていくことで、より良い社会が、私たちの手で作られているという実感を伴うとても大事な積み重ねだと考えます。

2-2. SNSの工夫・情報過多にならない工夫>セルフリトリート

リトリートとは、日常を離れる時間を持つことで心身リセットして暮らしを新たに再スタートする為の機会。通常、自然の多い場所でデジタル機器をオフし、自然に沿った時間をゆっくり過ごすことで内面に向き合い疲れを癒すことを意味しますが、これを自宅で部分的に応用することも外出を制限されている今できること。私の場合、リトリートプログラムの中での瞑想部分だけを取り出し、自宅で朝と晩2回行うことにしています。家族にはその旨を伝え、生活リズムを決めると意外とカンタンに始められます。夕食をスキップする日に合わせて夕食時間の瞑想するとW効果でスッキリ。

2-3. 事実を積み重ねる情報の集め方、世界と繋がる

情報が錯そうする昨今、混乱してしまうことも多いと思いますが、本当に大切な真実は隠れていることが多いもの。気になる情報のなかから「ファクト」を選択し、それをノートにメモしたり、時には感想も入れながら書き綴る。そうすることでまず、何が分からないのか、について思考を整理することができます。そして「世の中で広く言われていること」と「数値や科学的根拠に基づく事実」には意外と大きな差が生じていることに気付く可能性も。

世界中が自宅退避している昨今、離れて住む友人たちとオンラインで繋がる上では絶好の機会。私も午前中はヨーロッパと、午後〜夜にかけてアジアと、週末は世界中と繋ぐことが自宅退避下の日常となっています。世界中の友人たちとリアルタイムで話をすることで、今自分が置かれている状況で工夫のしどころが見えてくると視野も広がります。また、オンラインイベントに参加する際、私の場合画面上だと英語で発言することにリアルより抵抗感が低いことに気付きました。多くのイベントがオンライン化し、日本のイベントにアメリカから参加出来たり、自分の興味ある分野のイベントが頻繁に開催されたり、自宅で出来ることが格段に広がったこの機会を好機ととらえ、心理的負担少なく大胆に参加してみるのもありだと思います。最後に、日々前線で活躍下さっているみなさまに感謝をお伝えしたいと思います。