中国総領事館に逃げ込んだ女性研究者 米当局が身柄拘束

米当局が身柄拘束 司法当局は24日、サンフランシスコの中国総領事館でかくまわれていた中国人研究者1人を拘束したことを明らかにした。この女性研究者が中国人民解放軍との関係を隠そうとしたとして当局は訴追請求していた。20日、米検察官がカリフォルニア州北部地区の連邦地方裁判所に出した文書によると、女性研究者は、J-1ビザを取得した後、カリフォルニア大学デービス校で研究活動を行っていた。しかし、中国人民解放軍空軍軍医大学所属の研究者である女性は、ビザの申請時に中国軍との関係を伏せたという。司法省は、連邦捜査局が米国内25余りの都市で、人民解放軍との関係を隠した疑いで他のビザ保有者も聴取したことを明らかにした。女性研究者は当局の事情聴取後中国総領事館に逃げ込んでいた。中国外務省の報道官はこの女性研究者について、「政治的迫害」の被害者だとしている。

MLB初の女性コーチがデビュー
ソフトボール選手として活躍後入団

MLB初の女性コーチで、ジャイアンツでアシスタントコーチを務めるアリッサ・ナッキンさんが20日(日本時間21日)、敵地で行われたアスレチックスとの練習試合で一塁ランナーコーチを務めた。ジャイアンツは今年1月16日、ナッキンさんをアシスタントコーチとして起用すると発表していた。ナッキンさんはサクラメント州立大学では2009~12年まで一塁手として活躍し、優秀な学生選手を表彰するアカデミック・オール・アメリカンに4度にわたって選ばれた。その後サンフランシスコ大野球部のチーフインフォメーションオフィサーを務めた。

エッセンシャル・ワーカーがデモ
サンフランシスコなど160都市

スーパーマーケット従業員や医療従事者ら、社会を支えるうえで欠かせない仕事をする「エッセンシャルワーカー」が20日、全米各地で一斉に抗議ストライキとでもを行った。行動は、ミネソタ州の黒人男性暴行死事件を受けて人種差別撤廃や経済格差の是正を求めて行われた。サンフランシスコでは、およそ1500人が人種差別撤廃のほかにcovid-19対策などを求めでデモを行った。ストは労働組合や市民団体が共同で企画し約160都市で行われた。参加者の一人は「私たちは必要不可欠な仕事をしているのに、消耗品のように扱われている」と語った。

MLB、膝つきで開幕
変わらないといけないのだ

MLBは23日、covid-19の影響で開幕が遅れた2020年シーズンがスタートし、選手たちは試合前に抗議運動「Black Lives Matter」に連帯を示して膝つきを行った。カリフォルニアではロサンゼルス・ドジャースがサンフランシスコ・ジャイアンツを本拠地に迎えて対戦した。ジャイアンツのオースティン・スレーター外野手はは「私は、この国で有色人種たちが受けている社会的な不正義について考え続けてきた。単純に、物事は変わらないといけないのだ」と述べた。ジャイアンツを率いるゲーブ・キャプラー監督は「あれは本当に大きなことだ。両チームの選手とスタッフが一つになった瞬間だった」と語った。

ツイッター利用者
途方もない伸び

ツイッターが23日に発表した第2・四半期決算は、新型コロナウイルス禍に伴う外出自粛規制やコロナに関する投稿の拡大を背景に、1日当たり利用者数は1億8600万人と前年同期比で34%増と過去最高の伸びを記録した。同社のジャック・ドーシーCEOはCOVID-19禍や、米国内で続く反人種差別の抗議活動についての意見交換の場としてツイッターが利用されて「利用者が途方もない伸びを示した」と述べた。第2四半期売上高は前年同期比19%減の6億8340万ドル(アナリストの予想平均は7億460万ドル)だった。広告収入は23%減、米国市場では25%減少だった。

アップル大統領選当日4時間有給
ツイッターは休日に

アップルは米国の全従業員に対し、2020年の米国大統領選挙当日に投票所に向かう場合、最大4時間の有給休暇を付与すると通知した。7月24日、ブルームバーグが伝えた。対象としているのは、小売部門と時間給で勤務するアメリカ全土の従業員。また、希望する場合は有給休暇を使って投票所でのボランティアに従事することも可能だという。ツイッターやパタゴニアは既に11月3日の投票日を企業としての休日にすると通告するなど米国では数百社にのぼる企業が同様な制度を導入して、従業員らに投票を促しており、アップルもその流れに追随する形だ。