【第43回サンノゼ日系祭り】4/24-5/9 オンラインにて開催

サンノゼ太鼓は、日系祭りを祝賀する50団体のうちのひとつ。Photo by June Yasuhara

 第43回サンノゼ日系祭りが、4/24から5/9の期間、コロナウイルス感染拡大防止の観点からオンラインで開催される。これは1977年の初開催以来、40年以上の歴史の中で初めての試み。「昨年、開催中止を決定した後、この日系祭りに対しての思いをさらに強くしていこうと決意しました。また、皆で一緒に安全にお祝いできるまで、この日系祭りの真髄を各家庭にお届けします」と、日系祭り基金のボードメンバー・実行委員会のMoschel Kadokuraは語った。

 今年の日系祭りは、 サンノゼ地域以外の人々もウェブサイトやソーシャルメディアプラットフォームを通じて簡単にアクセスでき、参加者が安全に日系アメリカ人の文化を知り、バーチャルでこのフェスティバルに参加できる。

 日系祭りの伝統やお祭りの要素は、この新しい形式に引き継がれ、文化的なパフォーマンスや展示などは、オンラインショップとともに展示される予定。サンノゼジャパンタウンの非営利団体や学ぶ機会や、レストランについての紹介もある。

日系祭りは50以上の団体が参加し、日系アメリカ人の文化を紹介する展示や公演を予定。職人の魂が宿る工芸品を購入することも可能。Photo by June Yasuhara

日系祭りについて:
1976年にサンノゼ市が、日系アメリカ人のルーツである日本の食文化や伝統芸能、文化などを地域のコミュニティに披露する場として、またベイエリアの日系人が参加できるフェスティバルを開催してはどうかと提唱し、日系コミュニティがそれに応じる形で1977年に初めて開催したのが始まり。日系祭りは、アメリカで最後に残る日本町のひとつであるサンノゼジャパンタウンを拠点としている。