カリフォルニア州南部 ロサンゼルス付近で地震 / 過去20年で最大

カリフォルニア州南部 ロサンゼルス付近で地震 / 過去20年で最大

カリフォルニア州南部で4日午前10時33分ごろ、マグニチュード(M)6・4の地震があった。米地質調査所(USGS)によると、震源はロサンゼルス中心部から北北東へ約250キロの砂漠地帯。震源の南西にあるリッジクレスト市では、道路や建物などに被害が出たほか、各地で火災が発生した。また、5日午後8時19分ごろにはマグニチュード7・1の地震が発生。同州ではここ20年で最も強い地震となった。震源はリッジクレストの北北東17キロメートルの地点。研究者によると、4日の地震後には1400回以上の余震が発生していた。ロサンゼルスの一部で停電が発生したが、大きな被害や死者・重傷者は出ていないという。ロサンゼルス郡消防局はツイッター(@lacofdpio)で、揺れを感じたが物的被害はないと投稿した。ロサンゼルス空港は、負傷者の報告はなく、運航に遅れは出ていないとツイートした。

カリフォルニア州アスベスト対策で環境保護局提訴

カリフォルニア州は先月28日、アスベスト規制強化を求めて環境保護局(EPA)を提訴した。訴訟には他にマサチューセッツなど9つの州とワシントン特別区が加わっている。カリフォルニア州のベセラ司法長官は、アスベストに関するデータをさらに集めるよう求めたのにもかかわらずEPAが応じなかったため、訴訟に踏み切ったと述べた。2016年の有害物質規制法改正によってアスベスト規制の手続きが定められた。EPAは現在使用されているアスベストは既に把握しており、健康リスクを予測するために必要な情報も把握しているとしている。

サンブルーノのモールで銃撃 – 10代少年を逮捕

サンブルーノにあるショッピングモールで1日、発砲事件が起きた(事件当日の記事)。事件があったのはTanforan Shopping Mall。午後4時ごろ、サンブルーノ警察に発砲の通報があったため、警官が現場に急行してモールを閉鎖した。また、BARTのサンブルーノ駅も4時間にわたって閉鎖された。この事件で負傷した4名のうち、撃たれた2名は病院に搬送されたが1名は重体。発砲で現場はパニック状態に陥ったという。容疑者は逃走していたが6日、警察は16歳と15歳の少年を逮捕した。発砲したのは16歳の少年だという。また、警察は逃走中の18歳の少年の行方を追っている。

壁建設差し止め サンフランシスコ高裁、地裁判決支持

サンフランシスコの連邦控訴裁判所(高裁)は3日、トランプ米政権が国防予算を転用してメキシコ国境に壁を建設する計画の一部を差し止める仮命令を出した。アリゾナ州などにおける壁建設に25億ドルの国防費を充てるのを阻止した地裁の判断を支持した。連邦高裁は、議会に承認されていない資金を利用する行為は憲法で定められた議会権限を侵害するものだと判断した。2016年の大統領選で壁建設を公約したトランプ大統領は最高裁に上訴する見通しだが、司法判断が覆るまで、対象となった部分の壁建設を止める必要があり、トランプ大統領にとって痛手となる。

髪型で差別禁止 – 全米初の州法成立

カリフォルニア州議会は髪形に基づく人種差別を禁止する法案を上下院とも全会一致で可決、3日にギャビン・ニューサム知事が署名したため州法として成立した。来年の1月1日から施行され、州内の全ての学校や職場にアフロヘアやドレッドヘアで登校、出勤する権利が保障される。ただし、業務で安全衛生上の必要があれば、雇用主が被雇用者に髪をまとめるよう求めることは引き続き認められる。州法レベルで髪型による差別を禁じるのは全米初。ニューサム知事は、髪型は個人のアイデンティティーの要素であるとの認識を示した。

グレート・アメリカで発砲事件 – 1人軽傷

サンタクララの遊園地グレート・アメリカの近くで4日、発砲事件があり1人が軽傷を負った。事件があったのは午後9時40分ごろ。グレート・アメリカのゲートを出たすぐ近くで2つのグループが喧嘩となり、1人が拳銃1発を撃ったという。この発砲で女性1人が負傷したが、軽症でその場で治療を受けたという。発砲があったのは金属探知機のすぐ近くだったという。容疑者はその場から逃走し、警察が行方を追っている。使われた拳銃も確保されていない。サンタクララ警察のスポークスマンによると事件がギャング絡みのものであるかどうかは不明。