1941年12月7日の真珠湾攻撃後、多くの日系人はアメリカ政府によって「国家に危害を加える外国人」として危険視され、迫害を受けてきた。翌年の2月19日には、当時のフランクリン・ルーズベルト大統領の「大統領令9066号」により、カリフォルニア州やワシントン州、オレゴン州などの西海岸沿岸州と準州のハワイからは日系アメリカ人・日本人移民約120,000人が強制的に完全な立ち退きを命ぜられ、アメリカ陸軍による強制執行により家を追い立てられた。多くの人々は戦時転住局によって砂漠地帯や人里離れた荒地に作られた「戦時転住所」と呼ばれる全米10ヶ所の強制収容所に順次入れられることになった。
強制収容所に収容されていた著者の母Maryは、1942年5月23日、Jim Masao Yoshioka氏を出産した。同収容所では、同日に6名の女児も誕生したという。
この本では、激動の時代を生き抜いたJim Masao Yoshiokaさんの半生、そして敬虔なクリスチャンとして信仰を糧に第二次世界大戦中の日系移民として生き抜いた彼の信念が、500を超える聖書の引用数からも伺える。
日系移民150周年を迎える本年、生きた体験が詰まっているこの本が、アメリカ社会の日系コミュニティにおいても意義深い一冊となるに違いない。
I am the Clay, He is the Potter, Autobiography of Jim Masao Yoshioka, First Born in the Japanese Internment Camp
Kindle Price: | $3.99 |
My life-long experience demonstrates how God is always there with me in times of difficulties, temptations, hardships, challenges and goodness; with grace, peace and joy.