5月1日は「八〸八夜」 旨味と渋み、苦味のバランスが優れている 新茶を飲んでリラックス!

「八十八夜(はちじゅうはちや)」とは季節の移りかわりの目安となる「雑節(ざっせつ)」のひとつで、立春から数えて88 日目を「八十八夜」といい、この頃は春と夏の変わり目で、気候が暖かく穏やかです。「八十八夜に摘んだ新茶を飲むと病気にならない」「長生きをする」という言い伝えもあります。新茶はカフェインやカテキンが少なく、テアニンという旨味成分が豊富に含まれ、おいしさも格別です。
 また、「八十八」を組み合わせると「米」という字になることや、「八十八」は末広がりで縁起がよいため、豊作祈願の行事や夏の準備を始める吉日とされています。
 八十八夜の頃はまさに新茶の季節。この時期のみずみずしい新芽を摘んで作られたお茶のことを新茶(一番茶)と言い、一番茶から約50 日後に摘んだものを二番茶と言います。

「雑節」とは?

中国から伝わった二十四節気や五節供とは違い、日本人の生活文化から生まれた日本独自のもので、主に農作業と照らし合わせた季節の目安となっており、日本の気候風土に合わせてある。

主な「雑節」

【節分:せつぶん】・・・・・・・・立春の前日(2 月3 日頃)
【彼岸:ひがん】・・・・・・・・・春分と秋分をそれぞれ中日とする7 日間
【社日:しゃにち】・・・・・・・・春分と秋分に最も近い戊の日
【八十八夜:はちじゅうはちや】・・立春から88 日目(5 月2 日頃)
【入梅:にゅうばい】・・・・・・・立春から135 日目(6 月11 日頃)
【半夏生:はんげしょう】・・・・・夏至から11 日目(7 月2 日頃)
【土用:どよう】・・・・・・・・・立春、立夏、立秋、立冬の前各18 日間
【二百十日:にひゃくとおか】・・・立春から210 日目(9 月1 日頃)
【二百二十日:にひゃくはつか】・・立春から220 日目(9 月11 日頃)