サンブルーノTanforanモールで発砲事件2名重体
7月2日午後4時、サンブルーノにあるTanforanモールで発砲事件が起きた。現場には重装備した警官が集団で駆けつけ、モールで買い物中の客はモールの外に退去、または映画館や店舗をシェルターとして避難し、現場は騒然となった。被害者は2名、サンフランシスコ・ジェネラルホスピタルの発表では、2名とも15から18歳、状態は重篤だという。買い物客によると発砲は5、6回あり、警察官のEd Barberiniによると襲撃はランダムではなく被害者を狙ったもので、発砲者は2名の男性だという。一人は緑のフード付きスウェットを着ていたのが目撃されている。犯人は公共の交通機関で逃走した可能性があり、ライフルを持った警官がバートに駆け込むという騒動になった。逃走先は7月3日時点で不明だが、オークランドの12th Street駅で犯人を目撃したという情報もあり、バート全線と駅周辺は一時閉鎖となった。
サンノゼ発砲事件容疑者含む5人死亡
サウス・サンノゼの住宅で先月23日夜、銃撃事件があり、発砲した容疑者を含む5人が死亡した。事件があったのはHabbitts Courtにある住宅。発砲の複数の通報で現場に急行した警官がそこから逃げ出そうとしている家族ら数人を発見。銃で撃たれた男女を病院に搬送したが、2人ともまもなく死亡した。その後、住宅に突入した警官が容疑者と見られる男と女性2人が倒れているのを発見したが、その場で死亡が確認された。男はチ・ディン・タ容疑者。殺害されたのは容疑者の家族親族と見られるが詳細は明らかでない。容疑者の妻や娘は逃げて無事だった。警察は、容疑者が4人を撃った後、銃で自殺したとの見方を示し、共犯者はいないと断定した。犯行の動機は不明。容疑者には犯罪歴や家庭内暴力の記録はないが、銃所持の登録はしておらず犯行に使用した拳銃の入手経路は不明だという。
世界一醜い犬今年はトランプが優勝
ペタルマで先月21日、毎年恒例の「世界一醜い犬コンテスト(World’s Ugliest Dog Competition)」が行われた。今年は19匹の犬が参加し栄冠を競い合ったが、雑種犬の「スキャンプ・ザ・トランプ」(放浪するいたずら小僧)が優勝した。優勝犬には賞金1500ドルとトロフィー、NBCの番組への出演権が与えられる。このコンテストは、動物愛護や保護の重要性を訴えることを目的に、毎年行われている。今回出場した犬の多くが、シェルターや、劣悪な環境の繁殖施設から救出された犬だった。優勝したトランプも元々野良犬で今は子どもたちや高齢者のケアをしている。
ヘイト投稿者の個人情報提出 – フェイスブック仏政府と合意
フランスのセドリック・オ・デジタル担当相は先月25日、フェイスブック(FB)が、自社のプラットフォームを使う憎悪表現(ヘイトスピーチ)容疑者の識別情報を裁判所に提出することに同意したと明らかにした。司法当局の正式要請があれば、FBはヘイトスピーチを投稿したユーザーのIPアドレスや個人情報を提供する。ヘイトに絡むFBの同様の協力は世界初という。欧州連合欧州委員会は、交流サイト大手と、人種差別などの投稿を24時間以内に削除する「行動規範」で合意しているが、今回の合意は更に踏み込んだものとなっている。
カマラ・ハリス上院議員 バイデン元副大統領を批判
フロリダ州マイアミで先月27日に開催された20年米大統領選に向けた民主党候補者討論会2日目でカリフォルニア州選出のカマラ・ハリス上院議員がジョー・バイデン元副大統領を激しく攻撃し注目を浴びた。ジャマイカ出身の父親とインド系の母親を持つハリス議員は、バイデン氏が70年代に人種差別撤廃のためのスクールバス通学に反対したことや人種差別主義者として知られる上院議員たちと議会で協力したことを批判した。バイデン氏は問題の上院議員との親密な関係を誇るかのような発言をし、その謝罪を拒否して各方面から批判されていた。
利下げ幅、現段階では不明 – SF連銀総裁
サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は先月26日、インフレ圧力の低迷と米通商政策を巡る不確実性に対応するために連邦準備理事会(FRB)が一段の刺激策を実施する可能性があると、ニューヨークで行われたイベントで発言した。また、翌27日にはブルームバーグとのインタビューでFRBが利下げを実施する必要があるか判断するのは時期尚早との考えを示した。投資家の多くは7月の利下げを見込んでいるが、総裁は現段階では実施するにしてもその下げ幅は0・25ポイント、0.5ポイントのいずれにすべきかは分からないとした。