通販サービス提供、フェイスブック

フェイスブックは19日、同社の複数のプラットフォームを通じて企業が商品を販売できる通信販売サービス「Facebook Shops」を発表した。 フェイスブックアプリとインスタグラム上で利用可能。すでに一部のビジネスアカウントを対象に全世界でテスト展開を開始しており、今後提供地域を拡充する。Facebook Shops では、企業はフェイスブックやインスタグラムを通じてアクセスできる単一のオンラインストアを開設することが可能になる。また、メッセージ機能の統合も強化され、顧客はワッツアップやメッセンジャー、インスタグラム・ディレクトを通じて企業側と対話できるようになる。 将来的にはチャット上での購入が可能になるほか、今夏にはカテゴリーごとにフィルタリングが可能な「Instagram Shop」導入を予定している。フェイスブックは利用拡大や広告収入の増加を見込んでShops を無料で提供する。

トム・ハンクス主演映画、アップル配信権獲得

COVID-19の影響で劇場公開が延期されているトム・ハンクス主演の戦争映画「Greyhound」が映画館でのロードショーを経ずにストリーミングサービスApple TV+でプレミア公開されることが決まった。業界メディアが伝えた。配給元のソニーはアップルに配信権を約7000万ドルで売却したという。ソニーは中国における上映権は維持するという。映画はセシル・スコット・フォレスター著の小説「駆逐艦キーリング」を、アーロン・シュナイダー監督が映画化した第二次世界大戦の海軍ドラマ作品で、トム・ハンクスが主演と脚本を担当している。製作費は約5000万ドルと言われている。

在宅勤務制度化、フェイスブック

フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOは21日、COVID-19流行に伴うロックダウンが緩和された後も在宅勤務を認め、制度化する方針を明らかにした。 同氏は社内の従業員調査に基づき、今後5〜10年間で在宅勤務従業員が全体の最大50%を占める可能性があるとしている。フェイスブックは、年内にエンジニアなど1万人を採用する計画を維持する方針だ。同社は、アトランタ、ダラス、デンバーの3カ所に「拠点」を新設する計画で、周辺で在宅勤務する従業員は必要に応じて拠点に集まることが可能だとした。 本社を含めた現在のオフィスは維持する。

水戸の納豆ベンチャーMegumiNATTO子会社化

茨城県水戸市の納豆ベンチャー株式会社納豆は、セバストポルの納豆製造メーカーMegumiNATTOの創業者らが保有するすべての株式を取得し100%子会社化したと発表した。世界中で日本の食文化が注目される中、成長が著しい米国の発酵食品市場に参入し、納豆市場の拡大を目指す。「MegumiNATTO」は、米国のオーガニック納豆市場でトップシェアの製造メーカー。取引先は全米40州以上に及んでいる。株式会社納豆は、2015年に結成された個人チーム「納豆男子」が前身。「世界の食卓に納豆を届ける」をスローガンに、インターネットを介して納豆文化を世界に発信している。

SAT、選考に不使用。カリフォルニア大学

カリフォルニア大学は21日、SATやACTなどの共通テストを入学選考の合否判断に使わなくすると発表した。2025年までに独自の標準テストを開発する。評議委員会全会一致の決定。今後2年間は受験生は共通テストの結果を提出できるが要求はされない。その後2年間は共通テストは合否判定の資料とはせず、奨学金給付等の参考にする。共通テストは繰り返し受験できるため、富裕層に有利だという批判がある。「カリフォルニア大学の決定は偏向した入学試験はもはや容認できないという明確なメッセージだ」と大学入学の機会均等化をすすめる団体は述べている。

Apple TV+旧作配信、Netflixに対抗

Apple TV+向けに、アップルが旧作映画やテレビ番組の権利を買い取っているとブルームバーグが20日、関係者の話として伝えた。現在Apple TV+はオリジナルのコンテンツのみを配信しているものの、NteflixやAmazon Prime Videoといった競合に対抗するため、コンテンツを充実させることが目的だという。Apple TV+は20本以上のオリジナルシリーズと映画を提供しているが、利用者数が当初の予想を大きく下回っている。Apple TV+は2月の時点で約1000万のサブスクリプションがあるが、実際の利用者はその半数だという。アップルはラインナップを充実させつつ、オリジナル作品に注力していく計画。

フィッシャーマンズワーフで火災、歴史的輸送船は無事

サンフランシスコの観光名所、フィッシャーマンズワーフの桟橋「ピア45」で23日早朝、火災が発生し、倉庫などを焼失した。火災はピア上の南側に位置する倉庫で発生。隣接する建物2棟に広がり、3棟目に迫る勢いを示した。同日昼すぎに鎮圧されたが、桟橋の4分の1が焼け落ちた。近くには第2次大戦時に活躍しノルマンディー上陸作戦を支援した輸送船「ジェレマイア・オブライエン」が停泊しているが、消防隊が延焼を食い止めた。当局は防犯カメラの映像などから出火原因を調べているが、結果が出るまでには数週間かかるとみられている。