2月28日(金)にサンフランシスコ大学にて、在サンフランシスコ日本国総領事館の設立150周年と、咸臨丸サンフランシスコ入港160周年を記念したシンポジウムが、ジャパンソサエティ主催、日本国総領事館、そして、サンフランシスコ大学との共催で開催された。在日米国大使館のジョセフ・ヤング臨時代理大使をはじめ、松山大学法学部准教授の伊藤信哉氏、アメリカ国務省のケン・レイマン氏、上智大学リベラルアーツ学部教授のベッティーナ・グラムリッチ氏、そしてサンフランシスコ大学中西文化歴史研究所理事及び准教授のアントニ・ウセレル氏が、それぞれ異なる視点から日米を見つめ、講演した。
咸臨丸がサンフランシスコに入港してから160年となる本年、アメリカと日本の外交の歴史や、サンフランシスコが果たしてきた歴史的な役割を振り返るとともに,現在及びこれからの日米関係についても議論された。ジョセフ・ヤング臨時代理大使は、ジャパンソサエティの前プレジデントのラリー・グリンウッド氏とのファイアーサイド・チャットにおいて、東京オリンピックの準備状況や開催、新型コロナウイルスにおける在京アメリカ大使館の取り組み、さらに日米の気候変動問題の対策についてなどの参加者からの積極的な質問に丁寧に応えていたのが印象的だった。シンポジウムの終わりにはレセプションが開かれ、スピーカーと参加者がより近い距離で交流し、国籍や年齢を超えた素晴らしい親睦となった。
Japan Society
日米間の相互理解を深めるために、政治、経済、文化、教育、日本語レッスンなど広範囲に渡るプログラムを展開
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