テスラは労働関係法違反、労働組合活動を抑圧

テスラは労働関係法違反、労働組合活動を抑圧

カリフォルニア州のアミタ・バマン・トレーシー行政法判事は27日、電気自動車メーカーのテスラは2017年と2018年に全国労働関係法に違反していたとの判決を下した。判決は、マスク氏とテスラが非番の社員がフリーモントの駐車場で組合結成呼びかけのチラシを配ることを同社は禁じて2人の労働者を不当に解雇し、組合活動について社員を尋問したのは違法とした。また、マスク氏の組合に加入することを選んだ従業員に会社から付与されるストックオプションを放棄するよう示唆したツイートも違法とした。同判事はテスラに対し解雇された組合員の復職と未払い給料の支給を命じたほか、別の労組支持者への警告を取り消すよう求めた。判事はさらにマスク氏に、全国労働関係局が同社を法律違反と結論したことを、会社の集会などで全社員に報告することを命じた。

テスラ・パトカー、バッテリー切れで不審車取り逃がす

先月20日、容疑者の車を追跡中のフレモント警察の2014年型「モデルS85」パトカーがバッテリー切れで容疑者を取り逃がすという珍事があった。指名手配中の容疑者を捜索中の警官が容疑者の車を発見、車を止めさせようとしたところ運転者はスピードを上げて走り去ったという。しかし、バッテリー残量が6マイルしかなく、追跡は他の警察車両が受け継いだが、容疑者の運転状況を見てこれ以上続けるのは危険だと判断し、追跡を打ち切った。車はその後、サンノゼで乗り捨てられているのが見つかった。パトカーがフル充電していなかった理由は不明。

慰安婦像2周年集会が開かれる

サンフランシスコの慰安婦像設立2年を迎え、汎アジア系慰安婦正義連帯などアジア人コミュニティが22日、銅像があるセイトメリーズ公園で集会を開いた。集会にはサンフランシスコ理事会のラファエル・メンデルマン氏、マイク・ホンダ・サンフランシスコ下院議員、ロサンゼルスと福岡の大学生も参加した。汎アジア系慰安婦正義連帯の共同設立者ジュリー・テン氏とリリアン・シン氏は「日本が正直に慰安婦女性にしたおぞましい行為に対して謝罪しない限り平和を成し遂げることはできない」と、日本政府の戦時犯罪に対する公式の謝罪を求めた。

トランプ政権、カリフォルニア州に助成金引き揚げを警告

トランプ政権は24日、カリフォルニア州の大気の質が悪いことを理由に連邦ハイウェイファンドの資金数十億ドルを引き揚げると警告した。ウィーラー環境保護局長官はカリフォルニア州大気資源局のニコルズ局長に書簡を送り、同州は大気の質に関する目標に向けた計画を迅速に提示しなかったと指摘。また、「カリフォルニアの特定の地域における連邦交通プロジェクト・助成金が差し止められる可能性がある」と述べた。同州のニューサム知事は「政権はわれわれを脅し、空気を汚染する新たな方法をでっち上げようとしている」と非難している。

絶滅危惧種の保護法見直し、カリフォルニア州などがトランプ政権を提訴

カリフォルニア州など17州は先月25日、8月にトランプ政権が発表した絶滅危惧種の保護法Endangered Species Actの緩和は違法だとして、無効とするよう求める訴訟をサンフランシスコの連邦地裁に起こした。トランプ大統領は石油や天然ガス採掘、森林伐採などに関する規制緩和の方針を表明。政権は保護策を「効率化」するとした。絶滅危惧種の数を減らし、気候変動が絶滅危惧種に与える影響を観測する装置の撤去などを行うと見られる。カリフォルニア州のベセラ司法長官は「地球上の生物多様性を保護しなければならない」と政権を批判した。

スカイダイバー死亡トレーラーに激突

ローダイ空港近くのハイウェイ99号線で26日、パラシュート降下を試みた女性が走行中の大型トレーラーの屋根にぶつかった後、道路右側の路肩に激突し即死した。女性はローダイ・パラシュートセンターを出発しスカイダイビングに興じていた。風が強い天候だった。目撃者は「女性は風を受けてもがいていた」と述べている。同センターによると、女性は経験あるスカイダイバーで、当日の風の強さも女性が分に対処できる状態であり、パラシュート自体に問題もなかったとした。同センターでは昨年10月パラシュートの不具合で女性が死亡している。