日本航空（以下JAL）サンフランシスコ支店による航空教室が、11月9日（土）に幼小部サンフランシスコ校で開催された。今回の航空教室は、サンフランシスコ日本語補習校の小学５年生への特別授業として開催された。JAL航空教室は、子供達に飛行機に関することや空の仕事を知ってもらい、将来の仕事について考える際の参考にしてもらうことを目的として開催されている。

JALは、次世代育成プログラム「空育」として、運航乗務員、客室乗務員など社員が仕事内容や、やりがいを直接語る「お仕事講座」や、本物の飛行機を間近で見られるJAL工場見学など様々なプログラムを実施している。中でも「お仕事講座」は世界各国で開催されており、米国内ではベイエリア以外にダラスやロサンゼルスなどでも行われている。

今回講師を務めたサンフランシスコ空港所の先任整備長である佐藤博人氏は、「航空教室で空の仕事の話を聞いて、将来の夢のきっかけになれば」と話し、航空整備士の仕事や飛行機についてのクイズなどを交えながら分かり易く解説した。クイズではJAL機内客室清掃後の最終確認前の写真を投影し、実際の航空整備士の機内客室最終確認の仕事を体験できる場面もあった。

その他にも「女性航空整備士がJALグループ内に何名いるか」という質問に対し、女性整備士は100名以上と明かすと、生徒たちの驚きの声でどよめいていた。参加した生徒達は真剣にメモを取りながらも、積極的に手を挙げて質問に答えるなど、興味津々な様子で講師の話に耳を傾けた。今回開催された特別授業をきっかけに空の仕事を目指す生徒もいることだろう。