アマゾンが社内のCovid-19感染者数を従業員や地域の保健機関に開示しなかったとされる問題で、カリフォルニア州のロブ・ボンタ司法長官は15日、同社と合意に達したと明らかにした。アマゾンは和解条件に基づき、州内の倉庫従業員には1日以内、地元保健当局には48時間以内に新規のCovid-19感染者数について通達しなければならない。また、50万ドルを同州に支払うことになる。ボンダ氏は「今回のアマゾンに対する決定は、カリフォルニアの数万人の倉庫作業員の『自分自身・家族・地域コミュニティを守るためのCovid-19への潜在的なリスクについて知る権利』の確保に役立つ」と述べた。同社のCovid-19対策については「不十分だ」という声が従業員や各地の保健機関から挙がっている。昨年9月、同社はパンデミック中の倉庫内の状況について同社を批判していた従業員2名の解雇について和解している。
州越境の中絶手術急増
テキサス州の中絶禁止受け
テキサス州が人工妊娠中絶をほぼ全面的に禁止したことを受け、カリフォルニア州まで越境し手術を受ける患者が急増している。カリフォルニア州では全米最多となる毎年13万件余りの中絶手術が行われているが、今後テキサス州と同様の法律が他の州でも施行されれば、カリフォルニア州への越境患者が増え、手術件数は最大でこれまでの30倍になると試算されている。これを受け、カリフォルニア州のギャヴィン・ニューサム知事はリプロダクティブ・ヘルスの専門家グループに州内の中絶インフラの整備のための政策案を策定するように要請した。
物理学者がプロポーズ
砂浜に映し出された愛の言葉
サンフランシスコ在住の物理学者の恋人へのプロポーズが話題となっている。この物理学者は、スタンフォード大学博士号候補のベン・バートレット氏。バートレット氏は、交際して8年になる恋人にユニークでロマンティックな方法でプロポーズしたいと考え、太陽光を反射する六角形の鏡を、3Dプリンターを使って、交際8周年の日に太陽の光が鏡に反射して『MARRY ME?』と地面に映し出されるように制作した。そしてその日、恋人は砂浜に映し出された文字の横に「Yes.」と書いた。バーレットさんは「8年目、彼はYesと言ってくれた♡」とその喜びをツイートした。
謙虚なヒーロー
火事の家に飛び込みペット救出
6日、スコッツヴァレーの民家で火災が発生し、偶然通りがかった男性が民家に入ってペットを救出するという出来事があった。火災当時住人家族は外出中だったが、男性がインターフォンを押すとスマホで応答。状況を知ると見ず知らずの男性に鍵の暗証番号を教え、ダックスフント2匹と猫、ウサギの救出を頼んだ。男性は煙の充満した家の中に入ると無事ペットを助け出したが、家族が戻ったときには名も告げず既に立去っていたという。通報が早かったため火災もガレージを焼いただけですんだ。男性の映像が公開されると「謙虚なヒーロー」として話題となりその身元も特定されたという。
病院間に合わず庭で出産
母子ともに無事
11日、ヴァカヴィルに住む妊婦が出産予定日より前に産気づき、病院へ向かう車に乗り込む時間もなく自宅前の庭で出産するという出来事があった。母子ともに健康だという。妊婦の陣痛は予定日より1週間早く始まり夫婦は病院に行く準備を始めたが、陣痛の感覚があっという間に10分から1分の感覚に縮まったという。病院に行くのは無理だと悟った妊婦は覚悟を決めて、庭の芝生に横たわったという。駆け付けた妊婦の母が介助を始めたところに救急隊が到着。その直後妊婦は無事男の赤ちゃんを出産した。その模様は自宅インターフォンに録画されていたという。
大坂なおみ
ヴィクトリアズ・シークレットに参画
テニスの大坂なおみ選手は17日、自身のインスタグラムでサンフランシスコ発祥の下着ブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」の「VS コレクティブ」イニシアチブに参加するっことを明らかにした。ヴィクトリアズ・シークレットはスーパーモデルを起用した豪華なファッションショーで有名だが、多様性の欠如や性差別などが批判され、多様性を強調した「VSコレクティブ」を立ち上げた。同社は大坂選手について「彼女はポジティブなエネルギーで人を魅了するし、勇気・誠実さ・決断力のある姿勢で世界中の女性の心を動かす影響力がある」としている。
トランスジェンダー追悼の日
ティム・クック氏がツイート
アップルのティム・クックCEOは20日、「トランスジェンダー追悼の日」に合わせ、今年亡くなったトランスジェンダーの人を追悼するコメントを自身のツイッターに投稿した。クック氏は、「このトランスジェンダー追悼の日に際し、私はアップルと世界中のトランスジェンダーや性の固定観念に合致しない人たちと連帯すると共に、今年、反トランスジェンダーの暴力で失われた多くの命に敬意を表します。より安全で排除のない明日のための闘いに立ち上がりましょう」としている。クック氏は自身が同性愛者であることを表明し、そのことを誇りにしていると語っている。