カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は24日、州内の19のコミュニティに対し、ホームレス1,401人にシェルターまたは住居を提供する為、5,000万ドルの助成金を授与すると発表した。140億ドルのホームレス支援策の一環で、今後数年間で55,000戸の住宅と対策施設を新たに創出する。2021年9月以来、州は431のホームレス野営地を撤去し、地方自治体と協力して元住民に住居とサービスを提供している。州は、2022年末までに1,000カ所の野営地を撤去する予定。今回助成されたのは、100人の再入居の為にオークランドに470万ドル、100人の再入居の為にサンノゼに200万ドル、70人の再入居の為にレッドウッドシティに180万ドルなど。これら州内のコミュニティに対する助成金により野宿者1,401人が再入居可能となるという。知事は、「ホームレスの危機は生死にかかわる問題だ」と述べている。
ガソリン価格急騰
ウクライナ情勢で
米国自動車協会によると、カリフォルニア州の24日のレギュラーガソリン1ガロンの平均価格は4.77ドルとなった。ウクライナ侵攻によるロシアへの制裁で、原油価格はさらに上昇すると予想されている。「数ヶ月間、1ガロン5ドル近辺かそれ以上の価格を維持する可能性がある。ロシアがさらに状況を悪化させれば、それよりも悪くなる可能性がある」とGasBuddyの石油分析責任者、パトリック・デハーン氏は言う。以下の都市は24日に過去最高の価格を記録した。ロサンゼルス(4.82ドル)、サン・ディエゴ(4.78ドル)、サンフランシスコ(4.92ドル)、オークランド(4.83ドル)。
ウクライナ副首相アップルに支援要請
ロシア国内でのアップル・ストアへのアクセス遮断求める
ウクライナのムィハーイロ・フョードロフ副首相は25日、アップルのティム・クックCEOにロシア国内におけるアップル製品の販売停止とアップル・ストアへのアクセス遮断を要請した。フョードロフ氏は「2022年に最新のテクノロジーは戦車、多連装ロケットランチャー、ミサイルに対する最良の答えになるだろう」としている。一方、元国連特別報告者でカリフォルニア大学アーバイン校のデイヴィッド・ケイ教授は、 アップル・ストアへのアクセスが遮断されれば、ロシア市民は組織的な抗議活動にアプリやサービスを利用できなくなる可能性があると指摘している。
Covid-19関連の行政命令のほとんどを解除
検査とワクチン接種プログラムは強化
ギャビン・ニューサム知事は25日、Covid-19関連の行政命令条項の5%を除くすべてを解除する行政命令に署名した。引き続き継続されるのは、検査とワクチン接種プログラムの維持、病院と医療施設の能力保護など。検査とワクチン接種プログラムを強化のために規制を緩和した。知事は、「カリフォルニア州のCOVID-19に対する早期かつ果断な対策は、パンデミックを通じて無数の命を救ってきたが、最近のオミクロン急増が明らかにしたように、我々はリアルタイムで変化する状況に迅速かつ効果的に対応する準備を続けなければならない」と述べている。
プレミス
ウクライナでの活動停止
サンフランシスコに拠点のインテリジェンス情報企業であるプレミスは25日、ウクライナでの活動を停止したと発表した。ウクライナ軍参謀本部はロシアがプレミスのスマートフォンアプリを使い、西部の都市ストリイなどでデータを収集していると主張していた。同社のモーリー・ブラックマンCEOは声明で、ウクライナ軍参謀本部の主張は「明確に誤り」であり、同社はロシア軍や政府のために働いていないとした。「当社と世界中の当社のチームは、ロシアによるこの違法な侵略行為から自らを守るウクライナとウクライナ国民を強く支持している」と述べた。
職務中の警官撃たれて死亡
サリナス
サリナスで26日、職務中の警官が銃撃されて死亡した。事件があったのは午後10時41分ごろ。イースト・マーケット・ストリートとグリフィン・ストリートの間で 交通規制を行っていたホルヘ・デイヴィッド・アルヴァラド巡査が銃撃された。容疑者は拘束されているという。動機などは捜査中。サリナスで警官が殉職するのは80年ぶりだという。ギャビン・ニューサム知事は「我々の思いと深い哀悼の意は、無意味な暴力行為による死を悼むアルバラード巡査の家族、友人、同僚、サリナスのコミュニティと共にある」との声明を出した。巡査には婚約者がいたという。
連れ去られた男児無事戻る
サニーヴェール
サニーヴェールで27日、2歳の男児が乗った乗用車が盗まれるという事件が発生したが、男児はその後無事発見された。事件があったのはサニーヴェールのトラベル・イン。男児を車に乗せたまま母親は買い物の食料品をおろしていたが、そのすきに車が盗まれたという。二人は当地に来て2週間だった。カリフォルニア・ハイウェイ・パトロールはアンバーアラートを発令し男児の行方を捜索していたが、連れ去られた場所から約4マイル離れた駐車場でパトロールの警官に無事発見された。男児は無傷だったが、念のために病院に送られた。