第13回 災害時での愛犬を守るための準備
毎年3月は春の訪れ、周りの植物達から生命の息吹を感じますが、それと同時に11年前の3月11日に起こった東日本大地震を思い出し、震災の被害にあった方々への祈りと災害対策に対して引き締まる気持ちの月でもあります。
そんな中、数日前に大きな地震が福島県で起こった時はまさかまた、と心配しました。
いつどこで起こるかわからない大地震、自然災害ですが、人間と同様家族の一員であるワンちゃん達の命を守るための準備や対策は私たち飼い主にとって大切なことと感じています。
🐾 持ち物
基本は1週間ほど旅行するためにワンちゃんをシッターさんに預けることを想定してその際の持ち物を準備すると良いと思います。
私がクライアントの犬をお預かりするときは「持ち物は最小限にしましょう」とリクエストしているのですが、以下はその例です。
- 首輪
- リーシュ
- ドッグフード
- フードボウル
- ベッド、クレートやケージ
- うんち袋
- トイレシート(犬が使用する場合)
- 薬(常用している場合)
- キャリーバッグ(小型犬)
🐾 健康管理
被災時に迷子になったり、避難所での生活時に大切。
- 狂犬病などの必要なワクチン接種
- マイクロチップや名前、電話番号付きのタッグ
🐾 しつけ
1月の記事に犬のお預かりについて書きましたが、特に被災時はどこに行っても他人、他犬と過ごし可愛がってもらえるよう、そしてワンちゃん自身もどんな環境下でも比較的穏やかに過ごせるよう普段から基本的なしつけとボーディングの慣れは大切ですね。
先日の地震を体験した方達のメッセージを読んでいると、東日本大地震で被災した時に学生だった方々が11年後の今「守るべきもの(家族、子供)が増えてこの子達を守らないと!と行動した」という投稿が多く、力強いエナジーを感じました。
私もむぎが1匹ファミリーメンバーとして増えましたが、娘2人とシニアの父プラスむぎを守る!という強い気持ちで災害時の準備に備えたいと思います。