一期一会ワン🐾ダフルライフスタイル

第12回 ワンちゃんのアロマセラピー

ベイエリアは一足早い春の訪れがやって来てマスタードやプラムのお花達を路上や公園で見かけ、犬とのお散歩もあしどり軽く楽しいシーズンですね。

先日Grooming Expo Westが開催され、私もワンちゃんのためのマッサージセラピーのクラスを受講しました。

人間のためにアロマオイルを日常的に使用することはポピュラーになり手軽にオイルを購入でき、パンデミックで在宅が増えた間にお家でアロマセラピーを楽しんでいらっしゃる方々も増えたようです。

私もマッサージのセッション(人間)を行うときにクライアントと私両方にアロマオイルを使用していますが、こころとからだをリラックスするためのひと呼吸おく、センタリングするのに非常に効果的です。

人間にtherapeuticな効果をもたらすアロマセラピーはワンちゃんにも効果があることをクラスでレクチャーしていただきました。

以下の写真はクラスでのスライドの一部です。

ワンちゃんにアロマオイルを使用するときの注意点:

  1. 犬に好きなオイルを選ばせる
  2. 犬に直接オイルをつけたり口に入れない
  3. 長時間使用しない

1は犬に2~3本ベーシックなオイル(ラベンダー、ペパーミント、レモンなどのシトラス系)の香りを嗅いでもらい反応を観察する、好きなオイルのボトルに寄って来たり嫌いな香りにはクシュクシュの顔をするなどの反応あり。

2はご存知のように犬の嗅覚は人間の数千から1億倍位あると言われているくらいですから直接与えることは厳禁、キャリアオイルで薄めたりディフューザーを使用すること。ディフューズの方法も市販されているディフューザーだけでなく、ワンちゃんのブランケットやお気に入りのぬいぐるみなどにオイルをつけたり、割り箸、テラコッタの鉢のお皿、トイレットペーパーの芯などにつけておいたりもok。

3は犬の敏感な嗅覚を前提に出来るだけ少ない量を短時間(ディフューザーであれば30~40分)、少しずつアロマオイルを犬に紹介してあげること。

アメリカンブルドッグがティツリーオイルで亡くなったという記事は先生によると、ブルちゃんは換気のない狭い部屋に8時間ほど飼い主のいない間にティツリーオイルをディフューザーをずっとつけたまま置かれていたそうです。これでは人間も中毒死の可能性あり!

私たちの大切なわんちゃん達に西洋の薬のような即効性でなくアロマセラピーのセラピュイティックな効果を求めるためにも安全性を第一に考慮し、彼らの香りの好みを尊重して様子を見ながら少量を少しずつ紹介してあげましょう。