DMVがテスラを告発 運転支援システムは虚偽的

カリフォルニア州陸運局は、テスラが「Autopilot」と「Full Self Driving」のブランドで展開している運転支援システムのマーケティングに関して、虚偽的行為だとして同社を告発した。先月28日にカリフォルニア州行政審理局に提出された文書で、陸運局は、「これらの「Autopilot」や「Full Self Driving」のラベルや説明は、単に製品やブランド名を示すのではなく、機能を搭載した車両が自律走行車として動作することを表しているが、これらの機能を搭載した車両は、これらの広告の時点では自律走行車として動作できなかったし、現在もできない」としている。連邦政府によると、2021年6月から2022年7月にかけて報告された運転支援システムに関わる事故のうち、テスラ車は約70%、270件以上を占めているという。広報室次長アニタ・ゴア氏は、「陸運局は新しい車両技術に対するドライバーの誤解や誤用を防ぎたいのだ」としている。

カリフォルニアのワンコの名
「ルナ」が人気

カリフォルニアで最も好まれる犬の名前は「ルナ」。犬のための定期購入サービスを専門とするペットグッズ会社Barkは、10年分の加入者データから320万頭の犬の情報を精査しそのように発表した。「ルナ」はカリフォルニアばかりではなく、35の州で最も人気のある犬の名前であることが判明した。全米で人気のある名前はルナ、ベラ、マックスとなっている。カリフォルニア州ではルナ、ベラ、チャーリーとなっている。Barkは「地域や政治的傾向に関係なく、我々はアメリカ人として子犬に名前を付けることに共通の傾向性を持っているようだ」としている。

デルタ・キング再び
リバー・クルーズ就航

アメリカン・クルーズ・ラインは、デルタを巡る初のカリフォルニア・クルーズを発表した。来年2月に就航する予定。8日間のリバークルーズは、サンフランシスコの港を出発し、サンホアキン川、サクラメント川、ナパ川を経由して、ストックトン、サクラメント、ナパを訪れる。就航するアメリカン・ジャズ号は、190人のゲストを収容する。最初の出発日は来年2月17日。最も安い部屋は1人6,095ドル、グランドスイートは、一人11,680ドル。このリバー・クルーズはかつてサンフランシスコとサクラメントの間を行き来した蒸気船デルタ・キングの時代を彷彿とさせる。

銃の権利団体の申請却下
サンノゼ銃新法で

米国連邦地裁の判事は2日、銃の所有者に賠償責任保険への加入を義務付けるサンノゼ市の新法について、同法の無効を求める訴訟の解決まで実施を差し止める仮処分を求めた銃の権利団体の要請を却下した。ベス・ラブソン・フリーマン判事は、保険加入義務は19世紀の保証人法に十分類似しており、最高裁の「歴史的整合性」の基準を満たすとして、銃器団体による仮処分の申し立てを却下した。サンホゼ市議会は2022年1月に銃規制策を承認しており、銃の所有者にこのような義務を課す米国初の市、州、管轄区域となった。サンホゼ市のサム・リカルド市長は判決について「賢明な銃規制への重要な一歩」と述べた。

オレゴン州境付近で魚大量死
山火事の影響で

ネイティヴのカルーク族は6日、オレゴンとの州境で発生した山火事でクラマス川の魚が数万匹死んだと発表した。クラマス川本流沿いのカリフォルニア州ハッピーキャンプ付近で、5日に大量の魚の死骸が発見されたという。焼失地域の大雨による鉄砲水が、ハンブグ・クリークとマッキニー・クリーク付近で川に流入した大量の瓦礫の流れを引き起こし、これが原因で3-4日、クラマス川の酸素濃度がゼロになったという。この魚の大量死は、クラマス川の危機に瀕したサケの個体数を維持するために何年も尽力してきたカルーク族とユロック族にとって痛手となった。

70歳アジア系女性襲撃される
容疑者はいずれも10代

サンフランシスコで1日に70歳のアジア系の女性が襲撃され暴行を受けた事件で、当局は6日、11歳の少年と他の3人の未成年の容疑者を探していると明らかにした。被害者の女性は自宅を出たところで容疑者らに時間を聞かれ、アイフォンを取り出したところ容疑者らは女性を暴行しはじめたという。犯行はビデオに撮影されており、映像には14歳の少女が被害者の頭を蹴っているところなどが映っている。警察によると容疑者は全員黒人で、最年長は18歳。このグループが最近オークランド地域で発生した一連の強盗事件に関連している疑いがあるという。

アジア・ヘイトに抗議
サンフランシスコで集会

サンフランシスコのワシントン・スクエア・パークで7日、急増するアジア系に対するヘイト・クライムに抗議する集会が開かれた。集まった100人以上の人々は、「Fight Asian Hate」を合言葉に、抜本的な対策を求めている。主催者は、タウンホールミーティングを開催して適切な解決策を提唱できるようにしたい、としている。また、低所得者向け高齢者住宅の安全性を強化するよう呼びかけている。高齢者の付き添いをするグループに所属している女性は、「私たちや私たちのコミュニティが人種差別や暴力にさらされていることは明らかです。人々は怯えているのです」と語った。