ベイエリア全域で異常な数のカニ、コウモリエイ、シマスズキ、シロチョウザメなどの死骸が目撃されており、専門家は、前例のない「赤潮」の大発生が原因である可能性が高いとしている。ベイエリアで現在発生している赤潮は、ヘテロシグマ・アカシウォと呼ばれる微生物によって形成されたものだが、現時点では赤潮が溶存酸素の低下を引き起こしているのか、魚を殺す毒素を作り出しているのか、あるいはその両方なのかは不明だという。サンフランシスコ湾地域水質管理委員会のアイリーン・ホワイト執行役員によるとはアラメダ河口で最初に発見された。ホワイト氏によると被害水域はさらに拡大する可能があり、いつ収束するかはわからないという。また、赤潮を発生させる栄養分を処理するには何十億ドルもの費用がかかるという。被害が顕著なメリット湖を監視しているデイモン・ティゲ氏は、先月28日以来1万匹以上の魚が死んだと推定している。
カリフォルニアの新規則
他州にも波紋
カリフォルニアが2035年までにガソリン車の販売を禁止すると決定したことが他州にも波紋を呼んでいる。少なくとも17の州がカリフォルニアと同様の州法を制定するかどうか決断を迫られているという。ワシントン州、マサチューセッツ州、ニューヨーク州、オレゴン州、バーモント州は、カリフォルニア州の新車ガソリン車の禁止を採用する見込みだという。それに対し、コロラド州の規制当局は、カリフォルニア州の古い規則を採用し、カリフォルニア州の新しい規則には従わないと表明している。また、ペンシルベニア州の規制当局も同様の方針だという。
自動車を所有しない低所得者層に控除
年収4万ドルまでで1000ドル
カリフォルニア州では、新法により、自動車を所有しない年収4万ドルまでの個人は1,000ドルの還付税額控除を受けることになる。共同申告者の場合、この額は6万ドルまで引き上げられる。この法案は州民の自動車離れを促進するだけでなく、インフレに悩む低所得者層に恩恵をもたらすことを意図している。この6月には毎月の車の平均支払額は過去最高の712ドルに達した。調査によると、ミレニアル世代の過半数が車を所有することは「投資に値しない」と考えており、車離れのトレンドもあるが、低所得者層ほど車に依存する生活をしていると言われている。
性犯罪者として登録の男
性的暴行容疑で逮捕
サクラメント郡すでに性犯罪者として登録されていた男が、2人の未成年者に性的暴行を加えたとして逮捕された。アレクサンドル・アナトリエヴィ・ルデンコ容疑者は先月30日、性犯罪に関連する5つの訴因で逮捕された。警察によると容疑者が暴行したとされる2人の少女は13歳と17歳だというが、詳細な状況は明らかではない。容疑者は18年に13歳だと思いこんだローズビル警察官と会う約束をして有罪判決を受けている。容疑者はサクラメント郡周辺の公園や映画館など頻繁に出入りしていたことがわかっている。容疑者は13万5千ドルの保釈金で釈放されたが、10月上旬に出廷する予定。
元学校用地に住宅開発
カンブリアン学区
サンノゼ市議会は先月30日、地元の開発業者ロブソン・ホームズが、1975 Cambrianna Driveの3エーカーの敷地に21戸の住宅と、グラニーユニットとして14戸の付属住棟を建設する計画を承認した。この土地はカンブリアン学区が所有しているもので、50年近く前に閉鎖された10エーカーの大きな学校用地の一部。同学区は約1,000万ドルを手にすることになるという。ロブソン・ホームズは、低所得者向けのタウンハウスを4軒建設し、市側の要求に応えた。サム・リカルド市長は同地には低所得者向けの住宅開発が可能として計画に反対票を投じたが、地元代表は高密度の開発は住民の理解が得られないとしている。
ロード・レイジで発砲
12歳少女負傷
ピッツバーグで2日、ロード・レイジと見られる事件が発生し、12歳の少女が撃たれて負傷した。ピッツバーグ警察当局によると、事件が発生したのは午後1時54分、同市のブキャナン・ロードとハーバー・ストリートのあたりで、女性が3人の子供を連れて運転中、接近してきた車に乗った男に銃撃された。この銃撃でパッセンジャー・シートに乗っていた少女が負傷した。母親はショッピングセンターに車を走らせ、警察に通報した。少女の怪我は命に別状はなく、安定した状態だという。銃撃したのはサクラメント在住ドウェイン・ブラウン3世容疑者で、発砲直後モデスト警察の協力で逮捕された。
シスキュー郡で2件の山火事
1300人避難
Cal Fireは4日、シスキュー郡で発生したミル・ファイアによって推定4254エーカーが焼失し、25％が鎮火したと発表した。この火災で50の建造物が失われ、推定1,000人の避難を強いられた。またシスキュー郡保安官事務所は同日、この火災で2名が死亡したと発表した。犠牲者の身元や死亡した際の状況は明らかにされていない。シスキュー郡ではマウンテン・ファイアも発生しており、こちたは4日の午後には8,460エーカーに拡大し、鎮火は10％にとどまっている。この火災により、300人以上が避難している。Cal Fireによると、原因はまだわかっていない。
