第18回:知らずに帰国したらもったいない!アメリカの学資の積立て

先月のコラムでは、在米の間に知っておいてほしい、知らずに帰ったらもったいないアメリカの生命保険の一例という事で「掛け捨ての定期保険」と「長生きに備える終身年金」をご紹介しました。今回は、前回お伝えできなかった積立型の商品の事例をご紹介いたします。

(アメリカの生命保険は、市民権やグリーンカードをお持ちでなくても加入できる商品もたくさんあり、日本の生命保険と同じようにいったん加入してしまえば国外にいても有効ですので、帰国後も保険を継続し、保険金や積立金を日本で受け取ることが出来ます。)

★事例:学資保険のご加入(日米金利の差)

37歳のCさん(男性・非喫煙優良体)は、駐在でアメリカ赴任中にお子様が生まれ、日本一時帰国時に学資保険を申し込もうと思ったところ、海外赴任中は加入ができないと断られてしまったということでご来店されました。アメリカの州立大学や日本の私立大学の学費を参考にして、最低でも$50,000は準備しておきたいと選択されたプランが、毎年$3,800を10年間で学費を積み立てていくタイプで、ご自身で積み立てる金額が約$38,000になります。その後は寝かせておいて、お子様の進学時(17年後)には現在の予定利率の4.5%運用のまま推移すると、約$57,588(151.7%)、万が一最低保証の利率である2.5%運用で推移したとしても$50,366(132.7%)になっているプランです。Cさんご夫婦は、日本の学資保険は一番良いものでも110%程度しかなかったため、アメリカの利率に驚かれ、最低保証があるのが安心ということで、気に入られ、このプランにご加入されました。

Cさん夫婦が驚かれたように、アメリカと日本の積立保険の予定利率にはかなり差があります。また、こういった商品は運用の期間が長ければ長いほど大きな差を生みますので、興味を持たれた方は出来るだけ早いうちに話を聞いておくことをお勧めいたします。

>> 第21回 :「日米の学費」と「学資の積立」について
>> 第34回 :529プランとは?