ガーリック・フェスティバルで銃乱射 3人死亡

ガーリック・フェスティバルで銃乱射 3人死亡

7月28日、ギルロイで開かれていた「ガーリック・フェスティバル」の会場で銃乱射事件が発生し、少なくとも3人が死亡、15人が負傷した。事件が発生したのは午後5時30分頃。警察によると犠牲となった3人は6歳の少年と13歳の少女、20代の男性だという。犯人は現場から1・5キロほどに住む、サンティノ・ウィリアム・レガン容疑者。フェンスを切って会場に侵入し、特設ステージ近くで発砲を開始した。目撃者は「容疑者はセミオートマティック・ライフルを持ち、あたりかまわず発砲しているようだった」と話している。現場にいた警察官がレガン容疑者を射殺したが、もう一人容疑者がいるとの情報があり、警察が捜査している。目撃者によると容疑者はタクティカル・ヴェストとカモフラージュパンツを着ていたという。犯行に使われたのは自動小銃1丁で、レガン容疑者が今月、隣接するネバダ州で合法的に購入したものだった。犯行の動機などは明らかでない。

SFO ハーヴェイ・ミルク・ターミナル1 オープン

サンフランシスコ国際空港は、7月23日、第1ターミナルをハーヴェイ・ミルク・ターミナル1に改称した。同日、新搭乗エリアBから、サウスウェスト航空、ジェットブルーが運航を開始した。総工費は約2580億円で、空港ラウンジを刷新し、男女共用トイレ、2000席以上の座席、アメリカで初めてとなる手荷物取り扱いのための個別搬送システムを導入した。ハーヴェイ・ミルク氏は1977年サンフランシスコ市議会議員に当選し、全米で初めて同性愛者であることを公表して選挙で選ばれる公職に就いた人権活動家。その11か月後ジョージ・モスコーニ市長と共に暗殺された。

難民申請規制 地裁で判断分かれる

トランプ政権が発表した難民申請を大幅に制限する新たな規制案について、サンフランシスコの連邦地裁のジョンS・タイガー判事は7月24日、この規制導入を全米で一時的に差し止める判断を下した。差し止め命令は即日有効となった。新規制の適法性に異議が唱えられている間、実施を差し止めるよう求める米国自由人権協会と移民人権団体の要請を認めた。新規制は中米から米国の聖域都市を目指し南部国境を越えようとする移民の大半について難民申請を不適格とするもの。同規制についてワシントンの連邦地裁は差し止め要請を退けていた。

自動車大手4社 排ガス規制で州と合意

フォード・モーターやホンダなど大手自動車メーカー4社は7月25日、排出ガス削減の共同基準の導入でカリフォルニア州と合意したと発表した。他のメーカーにも参加を呼び掛け、全米での統一基準としたい考えだ。排ガス基準をめぐっては、共同基準は電気自動車やプラグインハイブリッド車などの排ガス削減効果の計算を見直し、カリフォルニアの規制より達成しやすくなるよう設計し、カリフォルニア州大気資源局は、全米50州での達成を条件に承認した。全米で基準がそろえば一部の州で厳格な規制を課すのと同等以上の削減効果が得られると判断した。

バークレーガスコンロ禁止

バークレー市議会は7月25日、新築物件へのガス設備設置を禁止する条例を可決した。来年から施行される。ガスコンロを使用するレストランについては、市が「公共の利益になる」と判断すれば対象外となる。ガスの使用量が温室効果ガス排出量の27%を占めるバークレーは昨年「気候変動緊急宣言」を出している。今回の条例はその具体的行動となる。ケイト・ハリソン市会議員は「条例は温室効果ガス削減に寄与する」と述べている。全米で初の試みとなるが、天然資源保護協議会によると同様の措置はカリフォルニア州だけでも50以上の都市が検討中だという。

フェイスブックとグーグル規制強化 豪政府専門部署設置

オーストラリア政府は7月26日、フェイスブックとグーグルを監視するための専門部署を競争・消費者委員会(ACCC)内に初めて設ける方針を示した。この方針はデジタル・プラットフォームの将来の規制に関する報告書の中で明らかにした。報告書はフェイスブックとグーグルに対する独禁調査の強化を求めたほか、個人データの不適切な保存・使用や競争・消費者法違反に対する罰則・抑止措置を勧告した。フライデンバーグ財務相は「これらの企業は、世界で最も強力で価値のある企業に分類される。責任感を持つ必要があり、活動はもっと透明であるべき」と語った。