日本で寝かせてるお金をこちらに持ってくる場合、海外送金を利用することになります。今日はその海外送金の方法についてまとめてみました。
送金方法と手数料
海外送金を行う方法は、銀行・ネット銀行・海外送金サービス(オンラインプロバイダーなど)の3パターン、手数料負担の形態としても一般的に3つあります。どの方法を利用するにしても避けられない「送金手数料」。手数料と一概に言っても一つではありません。
①送金手数料 ②中継銀行手数料 ③受取り手数料 ④為替手数料、が概ね必要となります。ここで一番トータルコストに差をつけるのが実は④の為替手数料です。銀行がそれぞれ独自でレートを設定しているためその差は大きく、隠れたコストとして、実際に受取る金額を大きく変動させる要因になります。送金手数料だけ見て安い!と思って利用し、実は為替レートでコストを取られ実際に受取ってみたら損をしていたというケースもあります。
一般的にオンラインプロバイダー社を利用すると手数料を抑えることができます。例えば為替手数料の上乗せが全く無く、リアルタイムの為替レートを採用している会社もあります。
銀行派?オンライン派?魅力は?
昨今話題となってきているオンラインプロバイダーを利用しての海外送金。その利点や魅力は「①安い ②早い ③安全」。①安い ②早い、は周知度も高くなってきていることでしょう。銀行で手続きする場合は、基本的に営業時間中に銀行に直接行くという煩雑さがある一方で、オンラインで手続きを行う場合、24時間365日、都合の良い時間にパソコンや携帯で手続きができ、着金のスピードも確実に銀行より早いです。実際に送金する前にコストがいくらかかり、着金はいくらになるのか、というシミュレーションがオンライン上で数字を入れるだけで簡単できる点も人気です。最後の③安全、については賛否両論が繰り広げられる中、日本で人気のオンラインプロバイダー各社は関東財務局へ資金移動業者として登録されており、資金は100%法務局に保全されています。
オンラインプロバイダーについて
登録には、本人確認書類をアップロードする必要があり認証に数日かかります。
下記が大手のオンラインプロバイダーの比較表です。
そして、最後にマイナンバーについても明記しておきます。上記オンラインプロバイダーは両社とも本人確認書類としてマイナンバーの登録が要求されます。ここで問題になるのがマイナンバーを保持していない海外居住者です。銀行から送金する場合もマイナンバーの提示が必要になりますが、「持っていない場合はお問合せください」と明記しているところもありますので、もしマイナンバーを保持していない場合は利用したい銀行やプロバイダーに直接お問い合わせ下さい。