春休みと夏休みが同時期に
ベイエリアの各カウンティでは、新型コロナウィルスの影響で春休みを待たずに休校措置が始まりました。そして残りのスクールイヤー(2019-2020)も夏以降、学校再開の目途はたっていないとのアナウンスがされ、各家庭での過ごし方に注目が集まっています。日本では、公立の小中学校は休校になっても学童や保育園はまだ運営をしているといった状況下、全米ではほとんどの地域でプリスクールでも小中学校でも高校でも統一されて休校が発表されています。現状では実質約3カ月弱のお休みとなり、そのままさらに約3ヶ月弱ある夏休みに突入することとなります。この先確実な休校の終わりが見えてこない中、子供達の学力を維持していくことが課題の一つといえます。学校は行けないけれど学費は免除にならない、習い事には行けていないけれどお月謝は減額されるだけ(場所のレンタル費などが生じるため)、と出費は変わらないけれど勤務先によっては収入が減るなど大きな損失も発生しています。子供が学校に行けないことで親も仕事が出来ない、学習のサポートにつきっきりになる、といった声も聞こえてきます。
オンライン学習とランチの支給
3月の中旬から休校が始まった地域(学区)が多いですが、すぐにオンライン学習を始めた地域、もしくは少しの準備期間を置いて課題や宿題のみをEmail配信する地域など、もうそれは地域毎ではなく、学校毎、そして担任の先生によっても非常に様々で、顕著な差異が見受けられます。昨今注目されているのがZoomというオンラインツールで、テレビ電話のイメージで映像(ビデオ)と音声を使って、遠隔にいる複数の相手と同時にコミュニケーションがとれるシステムです。このシステムの導入には賛否両論が繰り広げられ、すぐに始めた学校(クラス)、そのようなオンライン授業は全く利用しない、と決められた地域もあります。それは「差別化」の排除による理由もあります。オンラインを授業するにはパソコンやアイパッド、そしてWi-Fi環境が必要となります。予算のある学校では生徒1人につきパソコン1台を貸し出しすることができますが、できない地域もあります。そうするとパソコンが無い家庭、Wi-Fiが無い家庭ではオンライン授業は成り立たないのです。
そしてこの休校措置が取られている間、地域によっては子供の数のランチを学校で配布しています。取りに行く時間は限られますが、ドライブスルーのように車から降りないでももらえるように配慮されています。これも全地域で実施されてる訳ではないため、地域格差が見受けられます。
支給される可能性のあるサポート
国から州、そして地域からこのコロナウィルスによる影響で生じる損失を補填してくれるサービスも多々出てきました。でも一体何がサポ―トされ、どこまで補助があるかなどはとても複雑で把握しにくいのが現状です。我々保険エージェントもお客様からの質問を受ける機会があり、できる限りの面でサポートしていけたらと思っています。そこでInsurance110サンノゼ店店長の小粥が日本語で詳しく書いているサイトがあるので紹介します。
アメリカ在住の日本人向けコロナによる経済刺激策や法改正の解説①②
内容は、Stimulus Payments(個人への現金給付)、Unemployment(失業保険)
Paid Sick Leave(有給傷病休暇)、Retirement Account(リタイアメントアカウント)、Student Loan(学生ローン)、 Forgivable loan(中小企業向け給付金、無利子融資)と多岐に渡っています。とても分かりやすく解説しているのでどうぞご参考ください。昨今、生命保険や個人年金保険などの需要も高まるなか、保険の見直しやご契約をお考えの方もどうぞお気軽にお問合せください。
このほかにも様々な事例がありますし、アメリカの保険はとてもフレキシブルに対応可能です。ご帰国が決まっている方もまだの方も、一度お話を聞いてみることをおすすめします。