第11回 ワンちゃん達のシッティング(お預かり)
明けましておめでとうございます。
皆様年末年始に旅行された方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。去年の春先から少しずつ旅行者が増え始めましたが、我が家でもクライアントが旅行される際にワンちゃんたちのシッティングをしています。
お預かりの間心掛けていることは、それぞれの犬の個性を出来るだけ理解し尊重しながらお世話をすることです。犬種、年齢、育ち方によって様々な癖や傾向があるので (シャイ、ゆっくり食事を食べる、ハイパーで多めの運動量が必要、シニア犬で多飲多尿など)、彼らのニーズやポイントを把握してお世話をしています。
定期的にグルーミングでお世話しているので、犬達の性格、癖などを理解していること、飼い主であるクライアント−犬−シッター(私)の信頼関係が既に築かれているので、ほぼスムーズに事が運ぶのですが、人間関係と同様、会うことと一緒に暮らすことは大違い、色々な発見、経験をします。
シッティングの際にワンちゃんに守ってもらいたい3つ
1、トイレ
2、無駄吠え無し
3、他の犬に攻撃的にならない
1は家の中でお世話する際にとても重要、1日のルーティンを作るとたいていのワンちゃん達は外に出る時間帯におトイレをすましてくれるのですが、トイレトレーニングされていなかったり、オスでマーキングをしてしまう場合は要注意。トイレシートの上でほぼ用を足すワンちゃんの場合はシートを同じ場所に用意しておいたりします。
2、3は犬によって男性、黒い服装、帽子をかぶっている、バイクやスケボー,歩行者や他の犬達に過剰に吠えたり攻撃的な態度をとるワンちゃん達がいます。やはり臆病な性格やレスキュー犬で過去のトラウマがある子たちの傾向ですね。
これから犬を飼われる方、または既に飼っていて旅行などの都合で預けなければならない方々には是非この3つを飼い犬達にトレーニングしていただけると、ワンちゃん達も飼い主不在の間でも預かり先でより伸び伸び楽しんで過ごすことができます。
最後に、いつもワンちゃん達をお世話していて感じることなのでが、犬達はシンプルに上手にお互いの存在を尊重しながら共存するなあといつも感動します。人間のようなドラマやストレスな関係は作らず、それぞれの気質を感じて対応、グループを見事に作ってゆきます。
ワンちゃん達から学ばさせていただいています!