今年も旱魃か 12月の降水量期待に届かず

カリフォルニア州当局は18日、カリフォルニア州は今年3年連続の旱魃を迎える公算が高く、住民や農民は計画より少ない水しか得られないだろうと発表した。同州の昨年12月の降水量が期待されていたほどではなかった。1月の発表では15%だった。州から供給を受ける水道事業者は、必須使用量を超えた要求分の5%を得ることになる。カリフォルニア州水資源局のカーラ・ネメス局長によると、限られた供給量に対応するため、造園などの屋外活動への水の使用を強制的に制限することが、地元の水資源局から出されることが考えられるという。州当局は、州民に15%の水使用量の自主的な削減を引き続き促していく。しかし、1月の州全体の水使用量は、乾燥状態と気温の高さにより、2020年の同月と比較して実際には2.6%増加している。また、オロビル湖やシャスタ湖などの貯水量も過去のレベルを下回っている。

17歳少年
1日3件の強盗で逮捕

サンフランシスコで16日、一日で3件の強盗をはたらいた17歳の少年が逮捕された。少年は前日午後1時45分頃、マリーナ地区で女性に銃を突きつけ財布を奪った。その約5時間後、そこから2マイルはなれた場所で少年は別の容疑者と共に女性2人を襲い、物品を奪って逃走した。更にその7分後には、2人は男性を襲いカメラなどを奪ったという。翌日、警察はベイビュー地区で少年が乗った車を発見、追跡した。少年は他の車に衝突するなどの事故を起こした後に逮捕された。逮捕時、少年の車に同乗していた女性は釈放された。少年には3件の強盗など、計11件の容疑がかけられている。

最も教育水準が高いのはクパチーノ
サラトガ、ロスアルトス、パロアルトも上位

都市とリロケーション情報サービスを運営するDwellicsは16日、2022年の「アメリカで最も教育水準の高い都市ランキング」を発表した。同社は米国5万都市以上の住民の数学、読解、国語の能力、スペリングビーやSTEM(科学、技術、工学、数学)コンテストの優勝者、ブルーリボン校の数、学士号以上またはSTEM学位を持つ成人の割合などを分析した。それによると10以内に入ったベイエリアの街は、クパチーノ (1位)、サラトガ(3位)、ロスアルトス(5位)、パロ・アルト(6位)だった。そのほか、ベイエリア20 市のほとんどの都市が上位にランクインしている。

テレビ局警備員殺害事件
容疑者を起訴、一人は逃亡中

昨年11月24日にオークランドのダウンタウンでテレビ局の警備員ケヴィン・ニシタさんが殺害された事件で、アラメダ郡地方検事局は17日、3人の男を殺人などの容疑で起訴した。起訴された容疑者は、シャディヒア・ミッチェル、ハーシェル・キアンテ・ヘイル、ラロン・ギルバート。うちギルバート容疑者は逃亡中である。警察当局は、3人の容疑者全員がサンフランシスコのギャングに関係しているとしている。ニシタさんはKRON4のレポーターをガードしているところを射殺された。ニシタさんは警官を退職後、刑事事件を報道するレポーターの警備を務めていた。

アップル元従業員
1,000万ドル以上の詐欺容疑で起訴

サンノゼの連邦検事局は18日、元従業員がアップルからから1,000万ドル以上をだまし取った罪で起訴されたと発表した。起訴されたディレンドラ・プラサド被告はアップルのグローバルサービスサプライチェーン部門でバイヤーとして10年間勤務していた。窃盗、詐欺、マネーロンダリング、脱税などの容疑がかけられている。検察当局は、連邦政府が被告から約500万ドル相当の5つの不動産と金融口座を押収することを認めた。また、アップルと取引していたベンダー企業のオーナー2人は、プラサド被告と共謀して詐欺を行い、資金洗浄を行ったことを認めているという。

市長、飲酒運転で逮捕
アンティオク

アンティオク市のラマー・ソープ市長が19日、飲酒運転の疑いでカリフォルニア・ハイウェイ・パトロールに逮捕された。市長は午前1時30分頃、I-680を走行中に警察に停められた。友人と食事をした後の出来事だったという。市長はその後午前3時30分頃に刑務所から解放されたという。市長は、ツイッターで「私の判断が甘かったことを深くお詫びするとともに、ご容赦いただければと思います」と述べた。また、自分の行動に対して「全責任を取る」とした。ソープ氏は市議会議員を経て2020年より現職。市長就任後は警察改革などを積極的に推進してきたという。

発砲事件で2人死亡
オークランド

19日未明、オークランドで行われた「サイドショー」で発砲があり、男性1人が死亡した。事件があったのは19日午前3時頃。42番街とI-880の交差点付近に数百台の車が集結して気勢をあげるなか、3件の発砲事件が発生して1人が死亡、2人が負傷した。容疑者、動機などは不明。事件についてオークランド市議会のローレン・テイラー議員は、「我々が直面しているのは、痛みを抱え、傷つき、自分の命を大切にしないために、他人の命を危険にさらす人たちで、このようなことは許されることではない」と語っている。同市では同日、別の発砲事件で1人が死亡している。