アメリカで銀行口座を作る

アカウントの種類

Checking Account

カード社会のアメリカでまず必要となるのが、「チェッキングアカウント」です。手続きには身分を証明するものが必要となります。通常はソーシャルセキュリテイーカード(原本)や運転免許証が必要となりますが、アメリカに移住したばかりの場合、パスポート、日本のクレジットカード、日本での住所、何かあったときの日本の連絡先、日本の勤務先、学生の場合はビザなどを持参することをおすすめします。こちらの口座は普段日常で必要なお金を入れておく口座です。チェッキングという名の通り口座を開くと同時に小切手も発行され、それは後日郵便で送られてきます。

この口座を使う上で気をつけたい点は「オーバードラフト」です。アメリカには通帳がないので、口座からお金を引き落とすたびにトランザクションノートに記録を付ける習慣が大事となります。それと同時に「オーバードラフトプロテクション」と呼ばれるサービスを利用するのもおすすめです。また夫婦でジョイントアカウント(連盟口座)を開設すると、こちらで税金を扶養として申請される場合便利になります。)

Saving Account

貯蓄目的の口座には三種類あります。利息がつくが引き出しに制限のある「セービングアカウント」、日本の定期預金にあたるアカウント「CD」、そしてチェッキングとセービングの間にある「マネーマーケット」です。マネーマーケットは利息がつく上、小切手も切れます。しかしセービングと同じく引き出し額制限があるので使用の際注意が必要です。それぞれ特色の違う口座の中から自身の目的に合った口座を見つけるのは時に困難を要します。自身の資金繰りをオペレーターと相談してから自分にあった口座を開設するといいかもしれません。

Debit Card ATM Card

チェッキングアカウント開設時に発行されるのがデビットカードまたはATMカードと呼ばれるものです。このカードがあれば買い物やお金の引き出しができます。口座を開設した銀行のATMマシーンであれば4桁のパスワードを入力するだけで、24時間無料で利用することが可能です。オーバードラフトを防ぐため、利用の際必ず口座にお金が入っていることを確認してから利用するようにしましょう。

紛失、盗難時の対処法

カードまたは小切手を紛失した場合、まずはカスタマーサービスに電話をしましょう。そこで口座を一時的にフリーズしてもらえます。盗難の際も同じくカスタマーサービスに電話をし、口座を閉鎖してもらうようにしましょう。口座を開くと同時に渡される説明書に重要な電話番号が記されているカードが入っています。大切に保管しておくようにしましょう。

日本へ送金について

こちらの口座から日本の銀行口座へ送金する場合、必ず手数料がかかります。手数料は送金の金額によってではなく一回の使用の際にかかるので、なるべく一回にまとまった金額を送金するようにしましょう。

小切手を切る際の注意点

ペンは黒か青のものを使いましょう。そして数字と金額を英語で書く欄が一致しているかと、相手の名前の確認を行いましょう。簡単な注意事項ですが、確認をしてから相手に渡すようにするとトラブルを事前に防ぐことができます。