カリフォルニア州など米国の19州、移民無期限拘束でトランプ政権を提訴

カリフォルニア州など米国の19州、移民無期限拘束でトランプ政権を提訴

カリフォルニア州など米国の19州とコロンビア特別区は先月26日、難民申請の審査を受けている子供連れの不法移民家族を無期限に拘束することを可能にする新規則の差し止め命令を求め、トランプ政権を提訴した。カリフォルニア州のザビエル・ベセラ州司法長官は「取り返しのつかない害悪から子どもたちを守りたい」としている。従来親に連れられてきた非正規移民の子どもが拘束されるのは最大20日までだったが、国土安全保障省は先月23日、無期限で拘束できるようにする方針を発表していた。新規則は10月に施行する予定となっている。

貯金しづらいランキング : 上位の多くがカリフォルニアの都市

マネー情報を提供する「GOBankingRates」 は、住居費、食費、交通費をもとに、住民が最も貯金しづらい都市ランキングをまとめた。その上位の多くはカリフォルニア州の都市が占めた。1位はサンフランシスコ、平均世帯収入が年96265ドルに対して戸建て月平均賃料が4650ドル。2位はニューヨーク、3位はロサンゼルスだった。以下カリフォルニアの都市ではサンノゼが平均世帯収入96662ドルで平均賃料が3700ドル、オークランドが8位、フリーモントが9位、アーバインが11位、ストックトンが13位、サンディエゴが14位、アナハイムが15位だった。

ボードで単独横断成功 : サンフランシスコからホノルル

スペイン人の冒険家が先月27日までに、ボードの上で立ったままパドルでこいで進む「スタンドアップパドルボード」でサンフランシスコからハワイ・ホノルルまで単独横断することに成功した。76日間かけておよそ4000キロを横断した。パドルボードでの単独横断成功は初めてだという。男性はアントニオ・デラロサさん。デラロサさんは今回の挑戦の目的を海洋汚染の深刻さを訴えるためだとしている。デラロサさんの特製ボードは太陽光パネルや全地球測位システムを備えた特製で、洋上では持ち込んだ食料のほか魚を釣って食べたという。

商工会議所、連邦政府と州政府に妥協求める

米国商業会議所は自動車燃費基準で対立するトランプ政権とカリフォルニア州当局者に対し妥協点を見つけるよう求めた。商業会議所の最高政策責任者、ニール・ブラッドリー氏はチャオ運輸長官とウィーラー環境保護局長官、加州大気資源局のニコルズ局長に宛てた先月29日付の書簡で、「米国が環境と製造業でリーダーシップを維持するためには毎年、予測可能な形で燃費を改善することが重要だ」と指摘した。この問題で自動車業界は適度な温室効果ガス規制強化を行うよう要望している。加州は政府の規制緩和を批判して即自の規制を行っている。

UBER元幹部起訴ウェイモの情報持ち出し

ウーバー・テクノロジーズのダラ・コスロシャヒCEOは先月29日、アンソニー・レバンドウスキ元幹部がアルファベット傘下のウェイモから自動運転車に関する情報を「確かに」持ち出したようだと述べた。サンノゼの連邦当局者が27日、同容疑を巡る33の罪状でレバンドウスキ氏を起訴したことを明らかにしていた。ウェイモとウーバーは民事提訴で昨年和解している。レバンドフスキー被告が持ち出したとされるのは、自動運転自動車用の回路基板の設計や画像検出・測距技術関する情報。被告の弁護人は、被告は「誰からも何も盗んでいない」としている。

ホテルで自殺 、化学物質で9人病院搬送

サンノゼ・ダウンタウンにあるフェアモント・ホテルで先月31日、化学物質によって女性1人が死亡、9人が病院に搬送された。サンノゼ消防署のミッチ・マットロウ署長によると31日午前10時ごろ「化学物質を使って自殺を図った人がいる」との通報を受け化学機動隊が出動した。消防はホテルの19階の部屋で女性が死亡しているのを発見した。現場には腐った卵のような臭いがしていたといい、部屋からは化学物質が見つかったという。ホテルの18階~20階にいた宿泊客ら120人が避難した。病院に運ばれた6人のほかにも、数人がふらつきや目眩、息苦しさなどの症状を訴えて現場で手当てを受けたという。署長は「悪臭は残っているが、ホテル内外の空気に問題はない」と説明している。