2016年のデビュー以来、メンバー全員がメインヴォーカリストというその歌唱力で注目を浴びている、男性ヴォーカルユニット UNIONEさんにお話を伺いました。
UNIONE(ユニオネ)
左よりSAM、YUUKI、ISSY、JIN、YUTA。友人同士だった5人が2015年12月14日にグループ結成。メンバー全員がメインボーカリストという歌唱力がYouTubeをきっかけに話題になる。2016年7月27日にメジャーデビュー。2017年 第59回 日本レコード大賞 新人賞を受賞。映画「コードギアス 復活のルルーシュ」エンディング主題歌「リバイブ」でも注目を浴びる。 2019年は全国ツアーを敢行、さらなる飛躍をするUNIONEに目が離せない!
UNIONE公式ウェブサイト: http://unioneweb.com
Twitter: https://twitter.com/unione_official
UNIONE結成のきっかけを教えて下さい
5人とも元々友達だったんです。お互いのソロイベントで知り合って、一緒にカラオケ会をするようなことが多くて、週に2,3回は会っていました。JIN、YUTA、SAMはソロ活動をしていて、ISSYとYUUKIは別のグループで音楽活動をしていたんです。
たまたまJIN, YUTA, SAMでカラオケをしていたところ、スカウトされました。都内のカラオケで歌っているときに、今の事務所の社長がカラオケの部屋に入ってきて、コンコンって(笑)。何曲か曲をリクエストされて歌を歌わされて、スカウトされて、マネジメントが始まった感じです。
自分たちが人前で歌を歌うことが憧れだったから、曲をリクエストされることが心地よかったんですよね。歌を届けたくって練習をしていたので気分も上がってましたね。その時は社長だとは知らなくて、ただ陽気な人がリクエストしてくるな…と思っていました(笑)
みんな別々でオーディションを受けていたのですが、ちょうどグループ組みたいよねって話をしていた時期にスカウトされた感じです。このグループは結成してまだ4年なのですが、個々がソロ活動を10代の頃からしていたので、下積み時代がしっかりしている5人組のヴォーカルユニットです。
UNIONEのグループ名の由来はUNION(団結)とONE(ひとつ)を足した造語になっています。もともと友達だった5人が団結して一つになったという事からきています。
デビュー前はどういった活動をされていたのですか
武者修行のように東京・千葉・埼玉などでずっと路上ライブをしていました。デビューするときにはファンは一ケタくらいしかいなくて。度胸試しでひたすら路上ライブをやっていました。この活動の中で興味を持ってくださったレコード会社が決まり、デビューとなりました。
どのようなきっかけでYouTubeチャンネルを作成したのですか
デビューの時は本当にファンがいなかったので、「自分たちの武器は歌でしょ」ということで好きな曲を歌おうと。自分達の好きな曲を選択して届けたら伝わるというコンセプトのもとでYouTubeチャンネルを作りました。「声をきかせて」は反響が大きかったです。カバー動画でたくさんファンがつきました。
YouTubeチャンネルで韓国語や英語でも流暢に歌っていましたが、多言語で歌う事や作曲をすることもありますか
自分たちがやりたいサウンド感はK-POPに近いよねという話になり、K-POPをカバーするなら韓国語や英語でやってみようと。韓国人とフィリピンハーフがいる異国ユニットなので、そこを中心に活きる楽曲選びをYouTubeチャンネルでは意識していますね。
そのおかげで結構海外の方からコメントがありますよね
そうなんですよ、ありがたいです。英語でアジア圏の方からコメントいただいたり。アメリカの中でも知ってくれている方もいるのではないかなと思います。「血、汗、涙」をJIN君と歌った時の反響もすごかったです。
今後、多言語で作詞作曲をするご予定は?
ロンディっていう曲は日本語の曲なのですが、JIN君が自分で韓国語に翻訳してるんです。今後、やりたいですね。
「コードギアス 復活のルルーシュ」の映画ED主題歌「リバイブ」、とても素敵でした。日本だけではなく、海外からの反響も多かったですか
認知度が上がったかという意味では、ライブをしているとじわじわ感じます。日本国内だけではなく、海外の方からもSNSでコメントいただけることも多くて。「コードギアス」っていう素晴らしいアニメの一部になれたことがすごく嬉しかったです。アニメに合わせて壮大に作った曲なので、好きになってもらえる曲、堂々と出せる曲、そしてどこに行っても自分達の勝負ができる曲だなと思っています。
2020年リリースされるゲームアプリ「ウインドボーイズ!」の主題歌「青色ユニゾン」は初めてメンバー全員が作詞作曲に参加した曲。UNIONEとしてどのような思いがこもった曲ですか
この曲に関しては、アニメがシリーズ化されているコードギアスとは違い、お互いがゼロからで始めた企画でした。「男子吹奏楽部をモチーフにした青春アプリを作るので、主題歌をお願いします」と企画段階で依頼があったのです。先に曲作りをして、さわやかな曲でパンチ力を入れた曲調にしようと試行錯誤して、あらゆるメロディーをつなげた曲が「青色ユニゾン」ですね。
メンバーひとりひとりの青春時代の思い出を出し合い一つにした曲なので、個々の思いがちりばめられた曲です。
2020年2nd Album 『to you』の発売に向け、メンバーのお勧めの曲を教えて下さい
このアルバム、作詞作曲にメンバー全員が携わっています。
その中でもおすすめは「to you」ですね。アルバムのリードシングルをバラードにしたのは初挑戦なんです。今まで明るい曲や元気になる曲をモチーフに活動していたのですが、今回はアーティスト性を強く出そうと。
「to you」は片思いをしている女性の気持ちになって書いた一曲です。この曲は共感していただける要素が多いと思っていて。片思いの時間が経てば経つほど、大切な人をあきらめようと思う瞬間があると思うのですが、それをどうにかしてつなぎとめておきたい、好きっていう気持ちを大切にしたい。ずっとあなたのことを思っているけど、それが恋愛というカタチでなくなっても、あなたのことを好きだったという気持ちは自分にとっては大事だったんだよ、という歌詞。女性も男性も共感していただける歌詞になったと思います。
2020年、UNIONEの抱負ややってみたいことはありますか
日本ではオリンピックの年になるので日本を盛り上げつつ、少しずつアジアなどの海外にも目を向けた活動をしたいと考えています。日本で土台や軸を作りつつ、新しい幅も広げていきたい。メンバーにルーツのある韓国とフィリピンなどのアジア圏に出たり、アニメなどのタイアップもいただいているので海外で活動をしたいです。サンフランシスコにも行きたいです!
今後、海外でライブをする予定は 今のところ予定はありませんが、将来的に海外でライブをしていきたいです!いろんな国の言語を歌えるグループだから楽しいと思います。
J weeklyの読者に一言
僕たちUNIONEは5人組のヴォーカルユニットなのですが、踊らない分、その力量を全部歌に費やしています。必ずカリフォルニアにたどり着けるように、日本やアジア圏でも活動して頑張っていくので、心の中で応援してくれると嬉しいです。とにかく、ベイエリアに行きたい!ライブでベイエリア縦断したい!です。