サンフランシスコ総領事館 新年祝賀レセプション

1月23日、サンフランシスコのパシフィックハイツの一角にある総領事公邸に於いて、毎年の恒例行事である新年祝賀レセプションが執り行われました。パシフィックハイツと言えば、映画「ミセスダウト」でもお馴染みの閑静な住宅街です。総領事公邸は高台に位置しており、ベイブリッジが一望できる眺めの良いお部屋は、大切な客人をおもてなしするのにふさわしい場所であります。

さて、今年は宇山総領事のサンフランシスコ日本国総領事としての退任前最後の新年祝賀レセプションとなるため、前年を上回る総勢約300人以上の在留邦人の方々を中心にした招待客が出席されました。来賓の中には、バークレー市長 ジェシーアレギン氏、サンフランシスコ出身の政治家 キャサリンステファニー氏、パロアルト市議会議員 グレッグ・タナカ氏の顔ぶれも見受けられました。宇山総領事夫妻の人柄を表すかのように、会場内は穏やかな雰囲気で進行され、招待客の方々も総領事夫妻との歓談の時間を楽しまれました。

冒頭、宇山総領事より新年のご挨拶がありました。その中で、今月末で宇山総領事が退任される事がご報告され、合わせて前田徹在ミャンマー日本国大使館公使が後任であることにも触れられました。さらに、お話の後半ではベイエリアに進出している日本企業を労われるお言葉も含まれており、楽天株式会社のオプティミズムサミット開催やゴールデンステートウォーリアーズとの複数年度のパートナーシップ、更には日本航空株式会社、全日本空輸株式会社の東京オリンピック開催を前にしたベイエリアー東京便の増便など、日本企業のベイエリアにおける活躍をお喜びになっておられました。

更には、サンフランシスコにヘッドクォーターをもつセールスフォース・ドットコムが世界で8番目となるアジア初の「Salesforce Tower」を2021年東京丸の内地域に開設する点においても言及されました。

宇山総領事の新年のご挨拶の後、月桂冠株式会社の日本酒による鏡開きが行われ、大垣忠央北カリフォルニア商工会議所会頭の御発声により乾杯が行われました。

ご挨拶の後は、昨年外務大臣表彰で「優秀公邸料理長」の称号を認定された高橋克幸氏のおせち料理、お寿司、お雑煮等が振舞われれ、招待客の皆様の舌を唸らせる美食料理の数々がテーブルに華やぎを与えていました。またバルコニーでは「鏡会」によるお餅つきも行われ、招待客の皆様は日本の新年の雰囲気を味わうことができました。新年会は予定の閉会時間を大幅に押して、宇山総領事夫妻の退任を惜しむ多くのの声とともに幕を閉じました。