9月10日〜12日は2泊3日でSchramsbergワイナリー主催の“キャンプ”に招待いただき、参加してきました。このキャンプは、毎年2回春と秋に開催され、今年で20年目という歴史あるイベント。事前申込みした一般の参加者に加え、ワインプロフェッショナルが全米各地から数名招待され、交流しながら進められる面白いプログラム。今回の一般参加者は 、単身参加者はもちろん、カップルでの参加、両親と娘/息子夫婦4人で参加という家族もいました。
初日は、ワイナリー敷地内にあるブドウ畑に囲まれた屋外でのウェルカムディナー。柔らかいロゼスパークリング から始まり、トップキュベのJ Schram 2008年、続いて4種類の赤ワインに合わせ、ナパの三つ星レストランMeadwoodのチームが作るディナー。シニアワインメーカーSean Thompsonさんの隣の席で、彼のキャリアからワイン造りの技術的な話まで幅広く盛り上がりました 。翌日からもSeanさんはワイナリーや畑ツアーに必ずアテンドし、専門的な質問にもしっかりと答えてくれました。
ブドウ畑での収穫体験や、澱を取り除くディゴルジュマン、ドサージュ(補糖)など、普段のワイナリーツアーではできない体験もあり、現在多くのシャンパーニュハウスでは機械化されている作業ですが、シャンパーニュ造りの原理を理解 できる良い機会でした。
2日目の夕食では、Schram 1997年(Late Disgorged)やReserve 1996年、Cremant 1991年というとても貴重なライブラリーワインを味わい、カリフォルニアスパークリングの熟成能力の高さをじっくり味わいながら再確認☆
オーナーのHugh Davies氏が3日間のプログラムの多くを自らアテンドし、ナパやシャンパーニュ製法について初めて知る参加者にもわかりやすく(そして面白く!)説明し、より専門的なことにはSeanさんが対応してくれました。また、毎回の食事では各テーブルにオーナーやワインメーカーが座り、参加者と交流する時間がたくさんあったこともとても良かったと思います。さらに、キャンプ中に出された食事はすべてMeadwoodチームによる料理!予約も困難な三つ星レストランのお料理とカリフォルニアのプレミアムスパークリングを味わいながら本格的に学べる贅沢な機会、来年のキャンプに参加してみては!?