今週のニュース 5月2週目

5月4日は「スター・ウォーズの日」州議会

カリフォルニア州議会は2日、今年5月4日を人気SF映画シリーズ「スター・ウォーズ」の日にすると発表した。州内のディズニーランドで31日にオープンする「ディズニースターウォーズテーマパーク」を記念して決議されたもの。記念日とするのは今年のみ。この日、州議会議事堂の前にスター・ウォーズに出てくる白い戦闘服を着た「ストームトルーパー」に扮した人が並び、「ヨーダ」の形の気球が浮いた。5月4日がスターウォーズの日になったのは、映画中のジャン・ドドンナ将軍の名ゼリフ「May the force be with you」に因んだため。新エリアは2日にインターネットで6月23日までの入場予約が受け付けられたが、約2時間でいっぱいとなった。24日からは予約不要。テーマパークは、ディズニーランド史上最大規模で、毎年1400万ドルの税収をもたらすものと期待される。

死亡事故でテスラを提訴支援システム誤作動か

昨年3月23日に発生したテスラModel Xの事故で、死亡したアップルの技術者の男性の遺族は先月26日、テスラを相手取って訴訟を起こした。カリフォルニア州最高裁判所サンタクララ郡支局に提出された不法死亡訴訟は、テスラドライバー支援システムであるオートパイロットの誤動作が、男性が死亡した事故の原因だったと主張している。また、遺族によると男性は再三「オートパイロット使用中に車が車線を外れようとする」と報告をしていたにもかかわらず、テスラディーラーは「問題が再現しない」として修理を受け付けていなかったという。

多くのビリオネアが住む都市サンフランシスコは7位

経済誌はフォーブスの2019年版「世界の富豪ランキング」を発表した。それによると10億ドル以上の資産を持つ2153人のビリオネアのうち551人は世界の主要都市に居住しているという。最も多くのビリオネアが住むのはニューヨークで、84名のビリオネアの総資産は4697億ドルに達し、オーストリアのGDPを超える。2位は香港、3位はモスクワ。サンフランシスコは昨年の10位から7位へと上昇した。ダスティン・モスコヴィッツ氏(フェイスブック共同創業者)など42名のビリオネアには株式を公開した「リーバイ・ストラウス」の筆頭株主ミミ・ハース氏らが加わった。

白人至上主義者ら排除フェイスブック

フェイスブックは2日、極右思想や反ユダヤ主義の投稿を繰り返すネット上の有名人らを同社の交流サイトから排除したと発表した。排除されたのは、極右思想のアレックス・ジョーンズ氏やマイロ・ヤノプルス氏、ローラ・ルーマー氏、反ユダヤ主義の宗教活動家ルイス・ファラカン氏や白人至上主義者ポール・ネーレン氏、陰謀論を掲げるポール・ジョセフ・ワトソン氏ら。インスタグラムの利用も禁止するとのこと。フェイスブックは、「イデオロギーに関わらず、暴力やヘイトを煽ったり、関与したりする個人や組織の利用を禁止した」と主張している。

船井チャンピオン奪取ならずTKO負け

ボクシングIBF世界スーパーフライ級タイトルマッチが4日、ストックトンで行われ、挑戦者の船井龍一は王者ジェルウィン・アンカハスに敗れ、王座獲得はならなかった。7度目の防衛戦となるアンカハスは、国外で4連続KO防衛を果たすなど「パッキャオ2世」とも呼ばれる実力王者。33歳で世界初挑戦の船井はここ3年間で7連勝を収めていたが、チャンピオンの多彩な攻撃の前に劣勢。ダウンこそなかったが、7回開始直後に医師から試合続行不可能と診断された。戦績は船井が31勝(22KO)8敗。アンカハスが31勝(21KO)1敗2分けとなった。

抵抗の窃盗容疑者射殺サンノゼ警察

サンノゼ警察の警官が4日、制止を聞かず向ってきた窃盗の容疑者を射殺する事件があった。事件があったのはサンノゼ南東部のストーリー・ロード付近。通報を受けて盗難車を捜索していた警官3名が車を発見、乗っていた男に車から出るよう命じたところ、男は車を発進させて警官1名をはねたという。そのため警官らは車に向け発砲し、うち少なくとも1発が男に命中したという。容疑者の男は病院に搬送されたが死亡が確認されたという。負傷した警官は重傷だが命に別状はないという。サンノゼで警官が容疑者を射殺する事件はこれで今年2件目となる。