記念すべき桜祭り50周年のグランドマーシャルは、元力士でタレントのKONISHIKIさん。外国人力士初の大関昇進を果たし、相撲ファンに限らず知名度とその人気は横綱級の存在。引退後は芸能活動やボランティア活動など幅広く活躍されている。今年の桜祭りをより楽しむべく、KONISHIKIさんにインタビューしました。
サンフランシスコはいつ以来ですか?
高校時代から観光で何回も来たことがあるけど、最後に来たのは相撲の講演で10年くらい前だね。サンフランシスコは日本ともハワイとも違った、歴史もある大きな街。ゴールデンゲートブリッジも魅力的だね。サンフランシスコの桜祭りのことは知っていたけど、参加したことがなかったから、とても楽しみにしているよ。
記念すべき50周年のグランドマーシャルに選ばれた心境を教えてください。
50周年という記念の年に参加できるだけで嬉しいし、自分が日本を代表していろんな仕事をできることは更に嬉しい。当日は雰囲気を楽しみながら、サンフランシスコの桜祭りを生で感じられるのをとっても楽しみにしていますよ!
昔から日本文化や日本人とは身近であり、僕のバックグラウンドは相撲がベースとなっているから、これまでやってきたことが今に繋がって活動できてることをとても誇りに思う。外国人にもっと相撲に興味をもってもらえるように、日本人として日本と世界の架け橋になりたいと思っているよ。今は講演会や音楽活動など、いろんなところでやっているから、もしかしたらまた別の機会でサンフランシスコで会えるかもしれないね。
桜祭りを通して日本の文化・伝統で一番伝えたいことは何ですか?
歴史ある日本の文化を残し続けている職人さんのことをもっと伝えたいな。日本の職人さんの頑固さや完璧なものを作るこだわりは日本人にしかできないことだと思う。
今、日本では観光客が格段に増えていて、外国人に聞くと、やっぱり日本の文化が何よりも好きだと言っていたよ。大都会の中にお寺があったりと、時代が変わり進んでいるけれど、その中で残り伝承されるものに触れられるのが日本の良さだと思う。相撲も昔からまわし1枚でやっているように、昔から変わらないものを伝えていきたいね。
J weekly読者、そして桜祭りを楽しみにしている方々にメッセージをお願いします。
これを読んでいるみなさんも日本を離れて、この地で日本文化を伝えて頑張っていると思うから、僕もこの機会に、僕がやってきた事と経験をお伝えできればと思います。桜祭りでみんなに会えることを楽しみにしてますよ!
【KONISHIKI プロフィール】
1963年12月31日米国ハワイ州オアフ島生まれの元大相撲力士。外国人力士として初の大関として活躍。幕内での優勝回数は3回。引退後は、タレント、アーティストとして講演活動やCM出演、ハワイアン・ライブ等を精力的に行っている。NHK子供番組【にほんごであそぼ】には12年間出演(現在も出演中)。ハワイアンシンガーとしてもアルバムを多数発売。ボランティア活動にも積極的に取り組んでおり、2011年の東日本大震災後は、何度も足を運び、炊き出しやライブ等を行っている。現在もチャリティー・ライブやイベントを開催し、東北の為の資金作りを続けている。
オフィシャルサイト:konishiki.net/